エネコミ

2017年8月配信

2017年 8月3日
耳川水系ダムカード、商店・観光施設で配布/九州電力、活性化の一助に

 九州電力は耳川水系8ダムのダムカードを作成した。日向・東臼杵広域観光推進協議会の協力を得てダム近辺の商店や観光施設に提供する。ダム愛好家が地域の商店を訪ねる機会をつくり、地域活性化につなげる考えだ。同社によると1つの水系で8つのダムカードを発行するのは珍しいという。
 発行するダムカードは耳川水系の上椎葉、岩屋戸、塚原、宮の元、諸塚、山須原、西郷、大内原の8ダム。九州電力の事業所で配布せず、ダム近辺の商店などで配布する。
 8枚は国土交通省の統一デザインを採用。カードの表にダムの写真を載せ、裏にはダムの形式や貯水池の容量といった基本情報を記載。ダムの建設時に使われた技術などマニアックな情報にも触れている。
 ダムカードは国交省や独立行政法人水資源機構が2007年から発行を始めたカード大のパンフレット。全国の都道府県や民間が管理するダムも含めて全国約500カ所でダムカードを配布しているという。

(電気新聞2017年8月3日付5面)