エネコミ

2017年10月配信

2017年 10月3日
九州電力が主婦向け生活情報誌、ブランド力向上目的に

◆福岡市・宮崎市で試行配布を開始

 九州電力は福岡市と宮崎市で生活情報誌「みらいと」=写真=の配布を試行的に始めた。顧客との接点を増やすことやブランドイメージ向上が目的だ。創刊号は計50万部を発行し、ポスティングで配布した。年度内にあと2回発行する予定だ。「みらいと」は主婦層を主な対象として掃除術や家電の省エネ術といった暮らしに役立つ情報を掲載。読み手が見やすいようなデザインにもこだわった。
 九州電力は「みらいと」創刊号を8月下旬に発行した。名称は社内公募を通じて集まった73点から選定。「未来」と「ライト」を掛け合わせた言葉で、同誌を読んで明るい未来を思い描いてほしいとの願いを込めたという。今年度は8月と11月、来年2月の3回発行する予定。2018年度も発行を継続するかどうかは未定だ。
 「みらいと」には同社営業所が実施するIH料理教室について参加者の体験談を交えて紹介。読者が気軽に参加できるように工夫を凝らした。九州電力が16年5月に設立した九電みらい財団による環境教育活動についても盛り込んだ。
 「みらいと」創刊号はB5サイズ、全16ページで構成。ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会の認証を取得し、見やすいデザインとなっているのが特長だ。

(電気新聞2017年10月3日付5面)