九州電力佐賀支社(遠藤泰昭執行役員・支社長)はこのほど、佐賀市内でNHK大相撲解説者の舞の海秀平氏を招き「可能性への挑戦〜エネルギーを考える〜」と題して講演会を行った。作家の神津カンナ氏と対談も行い、地域の女性から事業活動に対する意見・要望を聞く目的で佐賀支社が運営する「SELフォーラム」の会員約150人が出席した。舞の海氏はエネルギーの話を織り交ぜながら、相撲に関する自らの経験を語った。
舞の海氏は自身の力士時代を振り返り、小柄な自分が勝つにはどうすればよいか創意工夫を重ねたと紹介した。「最初から無理とあきらめるのではなく工夫することが重要だ」と強調。エネルギー問題も感情的に判断するのではなく、様々な観点から冷静に議論する必要性を語った。
神津氏との対談では、出力が不安定な太陽光や風力といった自然エネルギーを上手に活用するためには、安定した電源が重要であることなどについて意見を交わした。
出席者からは「長所を生かして目標達成を目指すという話はエネルギーや環境との共生にも通じる話だと感じた」などといった感想が聞かれた。
当日は舞の海氏と神津氏が同支社の女性理解活動チームとも対談。コミュニケーションで心掛けることなどについて同チームへアドバイスした。
(電気新聞2017年12月13日付5面)