エネコミ

2018年1月配信

2018年 1月11日
九州電力佐賀支社の女性理解活動チーム、顧客対応数が1万人に

 九州電力佐賀支社(遠藤泰昭執行役員・支社長)の女性理解活動チームの顧客対応数がこのほど、1万人を超えた。原子力発電などの理解活動に「女性目線」を取り入れ、より分かりやすい説明を目指す同支社の取り組みは着実に実を結びつつある。遠藤支社長は「理解・安心感の醸成に努めるとともに九電ファンづくりにも努めてほしい」と女性理解活動チームにエールを送る。
 女性理解活動チームのメンバーは原子力発電や放射線をテーマとした出前講座などを展開。公民館を訪問して地道にPR活動も行い、原子力に対して慎重な意見を持つ人の割合が高いとされる高齢者層に向けたアピールにも力を注いできた。玄海原子力発電所で見学会が行われる際は、行き帰りのバス車内でミニ講座を開くなど積極的な活動に取り組んでいる。
 参加者からは「説明が分かりやすくて親しみやすい」「専門性を持つ女性の存在は心強い」などの声が寄せられているという。
 同チームは毎年、社内公募で希望者を募集。昨秋加入した5期生を含めて現在46人で活動している。年に数回勉強会を行い、知識や対話スキルを磨いている。

(電気新聞2018年1月11日付5面)