九州電力は16日、玄海原子力発電所1号機の廃止措置に関わる運用管理を記載した、原子炉施設保安規定変更認可申請書を原子力規制委員会に提出した。原子炉等規制法(炉規法)に基づく措置。これまで1~4号機で共通の記載としていた構成を2~4号機と1号機で分ける構成に変更した。
1号機の原子炉施設保安規定については運転段階に関わる規定を削除。廃止措置に関する保安の監督を行う「廃止措置主任者」選任についての記載など必要な事項を追加する。国は変更申請に際して、その内容が災害防止上、十分かどうかを審査する。
玄海原子力1号機は2015年12月、炉規法に基づき廃止措置計画認可申請書を規制委に提出している。
(電気新聞2016年9月20日付2面)