エネコミ

2016年10月配信

2016年 9月27日
九州電力/川内「特別点検」きょう開始

 九州電力は26日、川内原子力発電所で実施する自主的な特別点検をきょう27日午後から開始すると発表した。特別点検は関係会社を含め約70人の専任チームを中心に行われる。10月6日に川内1号機が定期検査に入るのを待たずに点検可能な箇所から始める。
 点検を行うのは非常用電源設備などの可搬型バックアップ設備や低レベル放射性廃棄物保管容器の固縛状況。原子炉が稼働中でも点検可能な箇所から実施する。
 定検中は燃料取り出し後の原子炉圧力容器内や、使用済み燃料ピットのラックに変形がないかを水中カメラで点検。熊本地震の影響の有無を確かめる。
 特別点検について、鹿児島県の三反園訓知事は専門家を交えて視察する意向を示している。

(電気新聞2016年9月27日付1面)