エネコミ

2016年10月配信

2016年 9月29日
九州電力、6年ぶりに全電化キャンペーン/1万3000戸獲得目標、テレビCMも

 九州電力は28日、「オール電化キャンペーン2016」を10月1日から12月31日まで実施すると発表した。オール電化キャンペーンを実施するのは6年ぶり。前年同期(10~12月)実績比3割増の1万3千戸を獲得目標に設定する。また、オール電化CMを復活。メーカーとの共催イベントを九州各地で開催し、電化営業を本格的に展開する。
 渡辺義朗取締役・常務執行役員・営業本部長は、「(キャンペーン展開を通じて)社内外に意気込みを示すことが必要だ」と強調。ガス・電気併用家庭に比べて、オール電化には「料金メリットがある」として営業展開に意欲をみせた。
 IHクッキングヒーターが厨房環境を快適にし家事労働を軽減することや、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ式給湯機)の省エネルギー性能などを説明していき、顧客の購買行動を促したい考えだ。
 この時期のキャンペーン展開は、冬場に向けてエコキュートのメリットをPRすることが狙い。また、200人に倍増したホームアドバイザーからも電化生活の良さを広めてもらう。
 今回のキャンペーンは電気給湯機、IHクッキングヒーターの製造メーカー12社とタイアップして実施する。
 九州電力から電気を購入している顧客で、キャンペーン期間中に電気給湯機やIHクッキングヒーターを購入すると、抽選で熊本県の名産品などが当たる。

(電気新聞2016年9月29日付3面)