エネコミ

2016年11月配信

2016年 10月31日
九州電力/玄海3、4号と川内1、2号で設置変更許可の補正書を再提出

 九州電力は28日、玄海原子力発電所3、4号機の原子炉設置変更許可申請に関わる補正書を原子力規制委員会に再提出した。想定される火山灰の層厚をシミュレーションするプログラムに欠陥があったため、再計算した結果を記載した。層厚は当初より薄くなるため、評価結果への影響はない。そのほか、重大事故などが発生した際に対応する手順のうち、使用済み燃料ピットへ水を補給する操作開始の判断基準を明記した。同社は9月20日に規制委に補正書を提出していた。
 また同日、川内原子力発電所1、2号機の原子炉設置変更許可申請の補正書も規制委に再提出。常設直流電源設備の蓄電池(3系統目)を最も信頼性の高い「安全機能の重要度分類クラス1」相当の設計とすることなどを明記した。

(電気新聞2016年10月31日付2面)