九州電力は26日、鹿児島県に対して川内原子力発電所1号機で実施した「自主的な特別点検」の結果報告を行った。熊本地震の影響による異常がないことを確認したとする内容で、九州電力は28日に開催される「鹿児島県原子力安全・避難計画等防災専門委員会」でも説明を行う。
九州電力は鹿児島県の三反園訓知事の要請を受け、原子炉圧力容器内の点検や使用済み燃料ピットの点検など10項目からなる特別点検を9月27日から12月11日まで実施した。九州電力社員やプラントメーカー、協力会社からなる約70人の総点検チームが点検実施の管理などを行い、延べ約860人の発電所員らが点検を実施した。
(電気新聞2016年12月27日付2面)