九州電力は4日、離島での2016年12月の再生可能エネルギーの出力制御実績を発表した。鹿児島県種子島で12月に3回、最大2千キロワットの出力制御指示を行った。出力制御を行ったのは6、10、11日の3日間。同社の種子島での出力制御は15年5月5日以来、今回を含め計15回実施されている。
出力制御指示は、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)に基づくもので、火力機の出力抑制などの回避措置を実施しても、供給が需要を上回る「下げ代不足」解消のために行われる。16年11月末時点の種子島の太陽光・風力連系量は1万1833キロワット。
(電気新聞2017年1月5日付3面)