九州電力は1日、「九州電力データブック2017」を発行し、ウェブページに掲載したと発表した。電力安定供給などの取り組みに関するデータを紹介。17年版は7月に発生した九州北部豪雨における停電復旧状況や「きゅうでんガス」についても記載した。
また、インドネシアのサルーラ地熱IPP(独立系発電事業者)プロジェクトの状況や川内原子力発電所の運転再開による二酸化炭素(CO2)排出抑制効果についても解説している。
燃料費調整や再生可能エネルギー賦課金が電気料金に与える影響についてもグラフを使って説明。再生可能エネ賦課金の上昇が電気料金全体を押し上げていることを分かりやすく示している。
データブックは誰でも自由に閲覧でき、同社の理解活動などにも使われる。
(電気新聞2017年8月2日付3面)