九州電力の瓜生道明社長は31日の会見で、中間連結決算で3年連続の黒字となったことに触れ、「通期でも達成できるよう、グループ一体で効率化に努めたい」と述べた。ガス小売りが10月13日時点で今年度目標の4万件を達成したことを受け、「今後も『顔の見える営業』を継続し、当社のメリットを訴求する」と強調した。
一方、九州北部豪雨から3カ月が経過し、「被災地では復旧作業が進み、一部のお客さまが再契約し順次、電気をお届けしている。今後も関係自治体と連携し、再契約申し込みのお客さまへの早期送電に努めたい」と述べた。苓北発電所での流木受け入れは「九州地域の活性化、一日も早い復興のために非常に大切。今後とも被災地に寄り添って支援を行っていきたい」と述べた。
(電気新聞2017年11月1日付1面)