エネコミ

2018年1月配信

2017年 12月26日
九州電力、川内1緊対棟の工認申請を提出/20年10月完成へ

 九州電力は25日、川内原子力発電所の緊急時対策棟について、1号機の工事計画認可(工認)申請書を原子力規制委員会に提出したと発表した。緊急時対策棟の建物や換気空調設備、電源といった共用設備と1号機の情報収集に関する設備の申請を行った。2号機についても準備が整い次第、申請する。九州電力は、緊急時対策棟を設置し、代替緊急時対策所から機能を移行する。2020年10月に緊急時対策棟を完成させる計画。
 工認の申請は「緊急時対策棟の設置」と「代替緊急時対策所との接続」の2回に分けて実施する。
 現在、運用中の代替緊急時対策所については、休憩所として緊急時対策棟と接続し、2つの建屋を一体的に運用する。接続は21年を予定している。
 また、九州電力は25日、特定重大事故等対処施設(特重施設)の工認の補正書を原子力規制委員会に提出したと発表した。川内1号機の「原子炉補助建屋等に設置する設備」に関する申請について補正を行った。

(電気新聞2017年12月26日付2面)