原子力発電所で働く人の放射線管理の状況について
当社の原子力発電所での機器の点検作業や諸検査においては、原子力の品質や安全が適切かつ十分に確保されるよう、専門の知識・技能が必要となります。
専門の知識・技能が必要な機器の点検作業等については協力会社等が請負い、一方、当社社員はそれらの作業において、現場で必要な連絡や確認が行えるよう、適切な体制を構築しています。
また、放射線管理区域内で機器の点検作業等を実施する場合は、上記のような体制下で、「遮へい」「距離」「時間」を念頭に、当社社員及び協力会社作業員について、適切な放射線管理を実施しています。
その結果、下表のとおり、放射線管理区域内で、作業等をおこなっている協力会社社員と、同種の業務をおこなっている当社社員(保修課原子炉係等)の被ばく線量は同程度となっています。
当社は、今後とも適切な放射線管理を実施し、当社及び協力会社の社員の被ばく線量が法令上の規制値(注)を超えないよう、厳重に管理して行きます。
(注)規制値:1年間50ミリシーベルト以下(5年間100ミリシーベルト以下)
当社社員(保修課原子炉係等)と協力会社社員の線量実績(平均)
(単位:ミリシーベルト)
項目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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当社社員 (保修課原子炉係等) |
玄海 | 0.3 | 0.4 | 0.1 | 0.4 | 0.2 |
川内 | 0.6 | 0.5 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | |
協力会社社員 | 玄海 | 0.5 | 0.4 | 0.3 | 0.4 | 0.3 |
川内 | 0.5 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.2 |