電源開発株式会社
九州電力株式会社
JOGMECより「先進的CCS事業」に関する調査業務を受託しました
-マレー半島沖南部CCS事業の共同検討の開始-
電源開発株式会社(以下「Jパワー」)及び九州電力株式会社(以下「九州電力」)は、関西電力株式会社、コスモ石油株式会社、中国電力株式会社、三井物産株式会社(以下「三井物産」)、株式会社レゾナック、UBE三菱セメント株式会社(五十音順)と共同で、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する公募において、マレー半島沖南部CCS事業の調査業務(注1)を受託しました。
Jパワー及び九州電力は、本委託調査業務のうち、それぞれが九州エリアに所有する火力発電所の排ガスからCO2を回収し、三井物産が開発を進めているマレー半島沖のCO2貯留サイトへ貯留するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素回収・貯留)事業に関連する共同検討を開始します。本共同検討では、排ガスからのCO2の分離回収、液化・貯蔵、及び液化CO2出荷に係る各設備について、仕様やコストなどの検討を行います。
Jパワーは、CCSをはじめCO2フリー水素発電やアンモニア発電など最適な技術を選択し、電力の安定供給に貢献しながら石炭火力の低炭素化・脱炭素化を図り、2021年2月にJ-POWER"BLUE MISSION 2050"で掲げたカーボンニュートラルの実現に向けて挑戦してまいります。
九州電力は、「九電グループ カーボンニュートラルビジョン2050」において、電源の低・脱炭素化に取り組んでいくこととしており、今回検討するCCSをはじめとした様々な手段を通じてカーボンニュートラルの実現に挑戦してまいります。
両社は、日本政府が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に貢献できるよう、一丸となって本共同検討に取り組んでまいります。
(注1) 2024年6月28日 JOGMECプレスリリース「CCS事業化に向けた先進的取り組み~2030年度までのCO2貯留開始に向け、設計作業等について9案件を候補として選定~」
以上