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川内原子力発電所2号機第15回定期検査の状況について(B湿分分離加熱器出口配管フランジ部からの微少な蒸気漏れの原因と対策)

平成17年2月11日
九州電力株式会社

川内原子力発電所2号機第15回定期検査の状況について
(B湿分分離加熱器出口配管フランジ部からの微少な蒸気漏れの原因と対策)


 川内原子力発電所2号機(加圧水型軽水炉,定格電気出力89万キロワット)は,平成16年11月20日から第15回定期検査を実施しています。
  平成17年2月1日に原子炉を起動し,2月3日から発電を再開し,調整運転(電気出力90%)を実施していたところ,2月9日にB湿分分離加熱器出口配管のフランジ部から微少な蒸気漏れを確認しました。
  当該フランジ部の増し締めを実施した結果,蒸気漏れの量は少なくなりましたが,まだ,わずかに蒸気漏れが確認されたことから,2月9日,電気出力90%から負荷降下を開始し原子炉を停止して,点検を行うこととしました。
  なお,当該湿分分離加熱器出口配管は2次系の設備であり,本事象による環境への放射能の影響はありませんでした。

 (平成17年2月9日 お知らせ済み)

 当該フランジ部を点検した結果,漏えい箇所近傍のパッキンの一部が欠損していたことから,配管組み立て時に仮付けしていたパッキンがずれ,蒸気の流れにより破損し,漏えいに至ったものと推定されます。
  対策として,パッキン仮付けの際に両面テープの張り方を均等に8箇所実施する,また,ボルト締め付け前にパッキンのずれがないことを直尺で確認するなど,作業方法の見直しを行うこととしました。
  なお,類似するフランジ部5箇所について点検し,異常のないことを確認しました。
 今後,対策を実施し,準備が整い次第,発電を再開し,調整運転を実施する予定です。



以上


添付ファイル PDFファイル 川内原子力発電所2号機B湿分分離加熱器出口配管フランジ部概略図 (462KB)