プレスリリース

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プレスリリース

平成24年10月19日
九州電力株式会社

離島における風力発電等の系統連系量拡大実証事業の実施について

  当社は、国産エネルギーの有効活用、並びに地球温暖化対策として優れた電源であることから、風力・太陽光・バイオマス・水力・地熱などの再生可能エネルギーの積極的な開発、導入を推進しています。特に風力・太陽光の導入量については、本年3月に50万kW拡大し、平成32年度までに300万kWに向けて取り組むこととしております。
  本年7月には、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始され、離島においても風力・太陽光の連系申し込みを多数頂いています。離島では、系統規模が九州本土と比べて小さいため、出力変動が大きい風力・太陽光が連系されると、系統周波数変動が大きくなり、系統の安定性に影響を与えやすくなるという特徴があります。
  当社は、離島においても、風力・太陽光の導入拡大を図りつつ、電力の安定供給を維持するため、積極的な取組みを検討しています。
  この一環として、国の補助事業※1の採択を受け、離島の系統へ蓄電池を設置し、風力等による周波数変動を抑制する実証事業を実施することとしましたのでお知らせします。

 ※1 平成24年度 風力系統連系量拡大実証事業


実施場所
  ・長崎県壱岐市
 
実施期間
  ・交付決定日~平成25年3月31日まで
 
設置予定の設備
  ・リチウムイオン電池(4,000kW)
 
主な事業内容
  ・系統周波数変動を蓄電池により抑制する最適制御手法の検討
・蓄電池の最適な容量に関する検討
・上記検討に必要な関連データの測定・収集
・実系統での実証試験の実施 など

以上

添付ファイル PDFファイル (別紙)実証事業の概要 (320KB)