エネコミ

2017年5月配信

2017年 5月10日
九州電力、佐賀営業所内にコンビニがきょう開店/社員が店舗運営

 九州電力は9日、佐賀営業所内に「ローソン九電佐賀ビル店」をきょう10日にオープンすると発表した。電力会社が主体となってローソン店舗を展開するのは初めてという。この取り組みは、地域にとってより身近な存在でありたいとする九州電力、ローソンの思いを融合した「マチ明かりプロジェクト」の一環。九州電力は営業所の魅力を向上させることで、顧客との接点機会を拡大したい考え。電力・ガスの小売り全面自由化で激化する競争に対応する。また、今後のコンビニ出店についても、適した営業所があれば実施する考えだ。
 ローソン九電佐賀ビル店は、九州電力営業所のコミュニティースペースと一体的に運用し、地域情報の発信や交流の場として、地域に開かれた店舗を目指す。保育園児による絵画展や健康相談、最新のIH調理機器の体験などを実施するほか、地元イベント情報の発信も行う。
 また、きょう10日から14日まで“マチ明かりフェスタ”を開催。ガーデニング講座や料理教室などを開き、コンビニオープンを盛り上げる。
 店長と副店長は社内公募で決まった。九州電力からグループ企業の九電ビジネスフロント(福岡市、上野正社長)に出向して店舗運営に当たる。同店の営業時間は午前7時から午後11時まで。九州電力の営業所は九州各地に計50カ所ある。

(電気新聞2017年5月10日付1面)

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