再生可能エネルギー等発電設備の系統接続に係る事前相談業務の回答誤りと対応について
九州電力送配電株式会社
この度、当社は、配電系統への再生可能エネルギー等発電設備の接続を検討されている発電事業者さま(以下、「事業者さま」)からの事前相談業務(注1)において、事業者さまへ回答した内容に一部誤りがあることを確認しましたのでお知らせいたします。
対象となる事業者さまをはじめ、関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたことについて、深くお詫び申し上げます。
本日以降、対象となる事業者さまへ順次ご連絡を差し上げてまいります。
なお、当社は回答した内容に一部誤りがあることを確認したあと、速やかに回答担当部署への再教育を実施しており、現在は正しい回答をしていることを確認しております。
今後、再発防止策を講じ、同様の事案が発生しないよう適切に取り組んでまいります。
【発覚の経緯】
2025年2月、他社における配電系統に係る事前相談業務での誤回答事象の発生を受け、当社においても、誤回答案件の有無を確認しました。配電系統に係る事前相談業務の回答内容を全社で調査(2020年4月~2025年1月分、18,779件)した結果、事業者さまに対して誤った回答(2,113件)をしていたことを確認しました。
【主な回答内容誤りの概要】
- 熱容量判定(注2)において、連系可能な最大受電電力を過小に回答
- バンク逆潮流判定(注3)において、対策工事を実施しなくても連系が可能な最大受電電力を過小に回答
- バンク逆潮流発生の有無の欄を未記入のまま回答
- バンク逆潮流対策工事の負担金が「不要」となるケースにおいて、「必要」と回答
【回答誤りの原因と再発防止策】
回答誤りの原因は、制度変更内容(注4)の誤認識や業務処理時の確認不足と考えています。再発を防止するため、速やかに事前相談業務の再教育を実施しました。また、今後は、定期教育による風化防止にも取り組んでまいります。
以上