雷のメカニズム
1.雲の発生暖められた空気は、上昇気流によって上空へ運ばれます。
空気は上空で冷え、空気に含まれている水蒸気が水の粒（積乱雲）になり、更に上空で冷やされ、雪の結晶や雹（ひょう）、霰（あられ）に変わります。
2.雷雲への発達雲中では、上昇気流により雹や霰が激突します。
その際、静電気が生じ比重が軽い氷の結晶は正の電気を帯び、雲の上部に集まっていきます。反対に比重の重い雹や霰は負の電気を帯び、雲の下部に集まっていきます。
3.落雷一定以上に蓄えられた電気は、空気の絶縁をやぶり、雷雲と地面との間で放電を起こします。これが「落雷」です。
4.落雷の音稲妻は、通り道の空気を暖め、暖められた空気は膨張し、周りの空気を押し付け振動させます。このときの音が「雷鳴」です。
