でんき予報よくあるご質問
予想最大電力はどのようにして算出するのか
気象情報会社からの天候・気温予想の情報をもとに、過去の電力使用実績、曜日(平日・土日の違い等)ならびに節電効果や景気動向などを考慮して予想しています。
供給力が毎日変化するのはなぜか
水力発電の場合、降雨の状況によって河川の流量は日々変動しています。また、火力発電等の場合は、稼働できる発電設備についてもメンテナンス等の影響によって変動することから、供給力もこれらに連動して日々変動しています。
供給力はどのようにして算出するのか。また、供給力とホームページに記載されている発電設備容量(発電能力)が異なるのはなぜか
供給力は、その日のピーク時間帯(昼間帯及び点灯帯)に各発電機が発電できる最大出力を合計することによって、算出します。すなわち、発電設備容量の合計から、河川の水量減少などによる水力発電所の出力低下分やメンテナンスなどによる発電機停止分など、供給力減少分を差し引くことにより算出しています。
発電設備容量と供給力が異なる主な理由
発電設備 | 設備容量と供給力の差異理由 |
---|---|
水力発電所 | 設備容量とは、使用許可された最大の水量を得られる場合に発電できる出力の合計値です。河川の流量は季節や降雨の状況により日々変化するため、年間を通じて最大水量を取水できるわけではありません。 また、塵や落ち葉などが取水口に堆積すれば取水不能となり、一時的に発電できなくなる場合があります。 このため、供給力として計上できる出力は必ずしも設備容量とは一致しません。 |
火力発電所 | 定期補修等により停止している設備は、供給力として見込めません。 また、発電機の冷却用ポンプ不具合時などには、冷却能力の低下等により、出力が低下することもあります。 このため、供給力として計上できる出力は必ずしも設備容量とは一致しません。 |
揚水発電所 | 揚水発電所は、発電所上池に水を汲み上げて貯水しておき、その水を使って発電しています。 上池に水を汲み上げるためのポンプを十分に稼働させることができず、上池の貯水量が不足した場合、発電できる量(供給力として見込める量)は設備容量に比べて減少します。 |
地熱発電所 | 地熱発電とは、地中深くから取り出した蒸気で直接タービンを回し発電するものです。その発生蒸気量の増減に伴い、供給力も変動します。 |
内燃力発電所 | 離島設備のため、供給余力(設備容量と離島需要の差)があっても本土の需要対応には活用できません。従って、設備容量に比べて供給力は減少します。 |
他社受電分 | 契約にもとづき、季節や曜日、時間帯によって運転パターンを決めているため、そのパターンによって供給力が変動します。また、電力市場からの電力調達状況等によっても供給力が変動します。 |
当日、翌日、週間予報はいつ更新されるのか
本日のでんき予報・・・当日の9時頃更新
明日のでんき予報・・・前日の18時頃更新
週間(月曜日〜金曜日)のでんき予報・・・木曜日の18時頃更新
明日のでんき予報・・・前日の18時頃更新
週間(月曜日〜金曜日)のでんき予報・・・木曜日の18時頃更新
週間予報が木曜日にでるのはなぜか
翌週の需要は、火曜日の午後に気象情報会社から受領する翌週分の気象予測と今週の平日(注)(火曜日と水曜日の2日分)の需要実績をもとに想定しており、水曜日までの実績を使用する関係から、想定が完了するのは水曜日の夜となります。このため、木曜日に週間予報を更新することとしています。
(注)月曜日は休日明けのため、需要の特性が火曜日から金曜日までとは異なることから、平日データという扱いから除外しています。
(注)月曜日は休日明けのため、需要の特性が火曜日から金曜日までとは異なることから、平日データという扱いから除外しています。
週間予報に土日が含まれていないのはなぜか
休日のピーク電力は、平日の9割程度であり、需要の急増と複数の電源トラブルが重ならない限り、需給状況としては比較的余裕がある見込みであることから週間予報に含んでいません。
また、土日ついては、万が一トラブルが発生した場合でも、他電力の予備力を期待することができるためです。
また、土日ついては、万が一トラブルが発生した場合でも、他電力の予備力を期待することができるためです。
さらに、国からの節電要請は平日に限られています。
なお、土日の予報については、本日のでんき予報および明日のでんき予報でお知らせします。
使用率が高まった場合(需給逼迫時)はどのような対応を行うのか。
また需給逼迫時とはどのような場合をいうのか。
電力需要の急増や電力供給設備など、不測の事態が発生し、需給が逼迫することが判明した段階(例えば1週間前)で「大口お客さまへの個別の節電要請」や「当社ホームページのでんき予報・マスメディアなどを活用した一層の節電のお願い」を実施します。
上記の節電のお願いをおこなっても、供給力が足りない、あるいはお願い実施以降に発生した更なる需給変動によって、2〜3日前の段階で供給力が不足すると予想される場合には、電力市場を通じた供給力の調達や他電力会社からの応援融通の受電、さらには緊急的に火力発電所の出力向上運転(過負荷運転)や揚水発電所上池の最大限活用を実施するなど、供給力対策を総動員して対応いたします。
なお、予め登録いただいたお客さまの携帯電話に、電力の需給状況が大変厳しい場合、「緊急時の節電ご協力お願いメール」を配信する仕組みも用意しておりますので、節電にご協力いただける方は、是非ご登録をお願いします。
(注)需給逼迫時とは、気温上昇による需要急増や電力供給設備の故障といった不測の事態により、安定供給に支障が生じると予測される場合をいいます。