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電力の需給状況と節電へのご協力のお願いについて(続報)

2021年1月12日
九州電力送配電株式会社
電力の需給状況と節電へのご協力のお願いについて(続報)

 昨年12月下旬以降、全国的に厳しい寒さが続いており、例年に比べ、電力需要が大幅に増加しております。1月8日には、西日本を中心に全国7エリアで最大需要が10年に1度程度と想定される規模を上回りました。一方、供給面では、悪天候により太陽光発電等の発電量が低下する日も少なくありません。

 当社においても、予想を上回る厳しい寒さや在宅の増加等により電力需要が高止まりしていることから、日ごろ稼働していない高経年化火力を含めたあらゆる発電所をフル稼働させるとともに、自家用発電機を所有している事業者に対して発電協力要請を行うなど、更なる供給力の確保に全力を尽くしています。また、電力広域的運営推進機関と連携しながら広域的な電力の融通を行い、安定供給の確保に最大限の対策を講じているところです。

 しかしながら、天候不順や厳しい寒さは今後も続くことが予想され、太陽光発電からの発電量も多くは見込めない状況です。また、高経年化火力発電所の稼働に伴いトラブルが発生するリスクや、火力発電の発電量の増加に伴い発電用燃料(LNG)の在庫が少なくなるリスクが高まっている状況です。(1月10日お知らせ済み
 こうした中、本日も厳しい寒さが続き、電力需要が想定を上回って推移しているエリアもあることから、今後、夕方に電力需要のピークを迎える可能性もあるなど、電力需給がさらに悪化することが懸念されます。

各エリア一般送配電事業者ホームページ「でんき予報」(14時時点記載の本日の予想ピーク使用率と時間帯)

エリア 九州 北海道 東北 東京 中部 北陸 関西 中国 四国
使用率 96% 95% 97% 95% 95% 96% 98% 96% 97%
時間帯 18~19時 9~10時 9~10時 16~17時 17~18時 10~11時 17~18時 9~10時 9~10時

 お客さまをはじめ、広く社会の皆さまには大変ご迷惑とご心配をお掛けし、誠に申し訳ありませんが、寒波の中での暖房等のご利用はこれまで通り継続していただきながら、日常生活に支障のない範囲で、照明やその他電気機器のご使用を控えるなど、電気の効率的な使用にご協力いただきますよう、重ねてお願いいたします。

 最新の電力需給状況については、当社のホームページに掲載している「でんき予報」をご確認ください。

以上