電気がつくられてからお客さまへ届くまで（電力系統の概要）
- 電気は、発電所でつくられ、送電線で大規模工場などへ、さらには、配電線にて中・小規模工場などや各ご家庭へ届けられます。
- 電気をお届けする際に､発電所で作られた電気は､電気をムダなく運ぶため、主に50万ボルトや20万ボルトという高い電圧で送り出されますが、途中の変電所で次々に電圧を下げ､ご家庭に届くときには100ボルトまたは200ボルトとなります。
電気がお客さまへ届くまでのイメージ：発電～消費まで
発電所
- 発電所は、水力・火力・原子力・地熱・風力・太陽光などのエネルギーを利用して、発電機により電気を作る所です。
- 火力発電所や原子力発電所などの大きな発電所（数十万キロワット）から、太陽光発電などの小さな発電所（数キロワット）まで様々な規模があります。
基幹送電線
- 発電所で作られた電気を使用する地域の近くにある変電所へ送るためのものです。
- 送電による損失（ロス）を小さくして効率良く送るため､50万ボルト､20万ボルトなどの高い電圧で電気を送っています。
変電所
- 発電所から送られてきた高い電圧（50万ボルト､20万ボルトなど）の電気を工場･商業施設などで使用できるよう、低い電圧（６万ボルトなど）に変える役割を果たしています。
ローカル送電線
- 変電所と電気を使用する地域の近くにある配電用変電所を結ぶ線路です。
- 大規模工場や大型商業施設などの電気を非常に多く使われる場所へは､送電線にて高い電圧（６万ボルトなど）の電気をお届けします。
配電用変電所
- 変電所から送られてきた電気を、中･小規模の工場・商業施設や住宅地など、一般的に広範囲に使用される低い電圧（２万ボルト、６千ボルト）へ変える役割を果たしています。
配電線
- 配電用変電所から中･小規模の工場･商業施設や一般のご家庭へ電気をお届けするのが配電線の役目です。
- 比較的電気を多く使われるビルや工場には、２万ボルトや６千ボルトなどの電圧でお届けします。
- 一般の家庭には、６千ボルトの電圧を近くの電柱に設置されている変圧器で100ボルトまたは200ボルトに下げて､電気をお届けしています。
