既連系発電設備における周波数低下リレー(UFR)の整定値変更のお願いについて
2018年9月の北海道胆振東部地震を受けて、「電力レジリエンスワーキンググループ」及び「電力レジリエンス等に関する小委員会」において、大規模電源脱落等による周波数低下時に、発電設備の一斉解列が発生し、電力系統全体の周波数維持に大きな影響を及ぼすことを避けるため、電力系統に連系する発電設備について周波数低下リレーの標準整定値を定め、標準整定値への変更を行うことで、周波数変動への耐性を高めるための対策に取り組んで行くこととなりました。
このため、発電事業者さまにおかれましては、保有される発電設備の定期点検の機会等に周波数低下リレーの整定値についてご確認いただき、可能な限り標準整定値へ変更していただくよう、ご協力をお願いいたします。
周波数低下リレーの標準整定値
電圧階級 | 検出レベル | 検出時限 |
---|---|---|
22kV以上 | 57.0Hz | 2秒以上 |
6kV | FRT要件適用:57.0Hz、FRT要件非適用:58.2Hz | 2秒 |
100V/200V | FRT要件適用:57.0Hz、FRT要件非適用:58.2Hz | 2秒 |
(参考資料)
お問い合せ窓口
整定変更のご連絡またはその他お問合せについては、以下の窓口までお願いします。
- 66kV以上の送電系統に連系のお客さま
当社本店 系統技術本部 電力品質グループへご連絡くさだい。
連絡先:092-726-1726 - 22kVまたは6kV以下の配電系統に連系のお客さま
当社配電事業所の相談窓口(連系審査担当グループ)へご連絡ください。