余力活用契約に係る専用線オンライン工事について

余力活用契約に係る専用線オンライン工事についてお知らせします。

１．専用線オンライン化工事の概要

専用線オンライン化工事（簡易指令システムを用いたものを除きます。）について

調整力運用における指令・制御方法として、専用線オンライン（簡易指令システムを用いたものを除きます。）を選択されて属地の一般送配電事業者と余力活用に関する契約を締結される場合、契約期間開始日までに必要な対応工事・試験が完了していることが必要です。

調整力の公募、需給調整市場等で既に専用線オンラインの工事をおこなっている場合は追加での工事・試験対応は不要となることがあります。
なお、2024年度向けの容量市場落札電源で調整機能「有」の場合は、2023年12月末までの余力活用に関する契約締結が必要となります。

現時点で営業運転を開始していない電源等、および当社と専用線オンライン信号（簡易指令システムを用いたものを除きます。）の送受信を開始していない電源等の場合、具体的な案件をもって、当社工事見積等を実施のうえ、必要な対応工事を実施する必要があります。
対応工事については、信頼度確保の観点より、原則として複ルート化していただきます。
なお、通信設備の財産・保安責任分界点の標準的な例（発電設備を活用した場合の例）を以下に示しますので参照してください。

工事における標準工期については、お申込み後、10ヶ月です。詳細な工期および費用は見積のうえ、算定いたします。

なお、必ずしも専用線オンライン化工事（簡易指令システムを用いたものを除きます。）の実施が余力活用に関する契約の締結を保証するものではありません。専用線オンライン化工事（簡易指令システムを用いたものを除きます。）に関するお問い合わせについては、下記問い合わせ先にメールにてお問合せ^（注1）ください。

（注1）工事についてお申込みされたい場合については、指定された様式のお問合わせ内容欄にその旨を記載ください。

お申し込みから工事開始までの流れ

（注２）期間については、標準的な期間を記載しております。事業者の設備形態等によって、その期間は変わる可能性がございます。

専用線オンライン工事期間の遅延について

2023年11月８日に電力広域的運営推進機関ホームページでお知らせしているとおり、世界的な半導体不足により専用線オンラインの工事期間について、最大23ケ月程度必要となる虞があります。余力活用に関する契約について、専用線オンラインで参入予定の事業者についてはご迷惑をお掛けすることとなり申し訳ございませんが、なるべく早めに工事の申し込みをしていただくようお願い致します。

＜電力広域的運営推進機関ホームページ＞

容量市場　安定電源（調整機能「有」）の専用線オンライン構築に際しての留意事項について（2023年11月８日）