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一般送配電事業者の社員等に付与したID・パスワードの漏えいについて

2023年3月15日
九州電力送配電株式会社
一般送配電事業者の社員等に付与したID・パスワードの漏えいについて

 当社が管理している九州電力株式会社(以下、九州電力)以外の小売電気事業者とご契約されているお客さまの情報を、九州電力の従業員及び九州電力の業務委託先の従業員が目的外に閲覧していた事案について、電力・ガス取引監視等委員会(以下、監視等委員会)及び個人情報保護委員会から受領した報告徴収への報告内容や再発防止策等をこれまでお知らせしています。(2023年2月3日2月8日お知らせ済)

 その後、再発防止の徹底のため自主的な調査・点検を進めていたところ、既に公表している「コールセンターシステム」及び「ネットワークオンラインシステム」とは別の当社が管理する7システム(注)について、九州電力の従業員等が本来当社側で使用するID・パスワードを使用してシステムへアクセスし、顧客情報(一部新電力等の顧客含む)を閲覧していたことが判明しました。

(注)託送新増設受付システム、再エネ受付管理システム、スイッチング連係システム、ネットワーク電力量管理システム、託送システム、託送業務支援システム、スマートメーター運用管理システム

 本事案に関して、3月8日、監視等委員会から「一般送配電事業者の社員等に付与したID・パスワードの漏えいについて」の調査依頼を受領し、本日、その調査結果を報告しましたので、お知らせします。

 社内アンケートや関係者へのヒアリングによる調査を進めた結果、当社の社員9名が九州電力の社員に対し、ID・パスワードを提供していたことを確認しました。
 また、当社に過去在籍し九州電力へ転出した社員6名が、転出後に当社システムにアクセスしていたことに加え、一部の当社業務委託先が当社より付与されたID・パスワードを九州電力からの委託業務においても使用していたことを確認しました。

 今回の一連の事案については、小売電気事業者間の公正な競争を揺るがしかねないものであり、又、度重なる不適切事案の判明により、一般送配電事業者としての社会的信頼を大きく損なう事態と重く受け止めており、重ねて深くお詫び申し上げるとともに、引き続き再発防止の徹底に努めてまいります。

以上