玄海原子力発電所3号機定期検査中における主蒸気隔離弁ベント弁の不具合について
発生日
2025年6月3日
発電所
九州電力 玄海原子力発電所 3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万kW)
内容
事象
定期検査中の2025年6月3日、主蒸気系統の検査に使用する弁(主蒸気隔離弁ベント弁)の1つにシート漏れ(弁を閉止した状態でも流体を止めることができない現象)を確認しました。
なお、本事象による環境への影響はありません。
原因
弁体と弁座の間への異物の噛み込み等により、シート漏れが発生したと推定しました。
対策
当該弁の部品の一部を予備品に取り替え、シート漏れが発生していないことを確認しました。また、他に3つある同じ用途の弁についても点検を実施し、部品の一部を予備品に取り替えました。
なお、定期検査中にこれらの弁を開弁して弁体と弁座の間に水を流し、異物を除去することで、異物の噛み込みリスクを低減させることとしました。