社長メッセージ
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
はじめに、2025年度の業績につきましては、小売販売電力量の減少はあったものの、託送収益の増加や、火力発電構成の差異に伴う発電単価の低下による燃料費の減少などにより、前期に比べ増益となり、経常利益は2,070億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,545億円となりました。
2026年度につきましては、売上高の増加や原子力発電所の稼働増はあるものの、燃料費調整の期ずれ影響が前年度の差益から差損に転じることなどにより、経常利益は1,800億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,300億円程度で、いずれも今期を下回る見通しとなっております。また、配当につきましては、当年度の業績や中長期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、普通株式1株につき50円の配当を実施する予定としております。
当社グループは、「ずっと先まで、明るくしたい。」という企業理念のもと、「九電グループ経営ビジョン2035」を昨年5月に策定しました。当社グループを取り巻く経営環境は、データセンターや半導体関連産業による電力需要の増加が見込まれる一方、中東地域における紛争など国際情勢の不安定化、デジタル技術の急速な進展など、大きな転換期を迎えておりますが、こうした新たな課題や機会を捉えつつ、経営ビジョンの達成に向けた取組みを着実に進めております。
また、当社グループは、原子力安全を大前提に、総合エネルギーサービス事業の更なる成長を追求しながら、成長事業のより一層の発展を促し、経営ビジョンの達成に繋げていくため、純粋持株会社体制への移行を2027年4月に予定しております。事業を持たない持株会社を設置し、その持株会社がグループ経営の舵取り、監督を行うとともに、各事業会社に対しグループ全体を俯瞰した最適な経営資源配分を行うことで、「全体最適視点でのグループ経営」と「自律的かつ迅速な事業運営」を実現できる体制を構築してまいります。
当社グループは、エネルギーの領域に留まらず、社会価値と経済価値の双方を創出するグループとして、企業価値を一層高めてまいります。経営ビジョンの実現により「エネルギーから未来を拓く」企業グループへと進化し、更なる高みを目指してまいります。
株主の皆さまにおかれましては、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。










