社長メッセージ
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
はじめに、2022年度の業績につきましては、燃料価格の高騰による燃料費調整の期ずれ影響や原子力発電所の稼働減による燃料費の増加、購入電力料の増加などから、経常損益は866億円の損失、親会社株主に帰属する当期純損益は564億円の損失となりました。
2023年度につきましては、ロシア・ウクライナ情勢により、燃料価格の動向が依然として不透明な状況にありますが、原子力発電所の稼働増や燃料費調整の期ずれ影響が差損から差益に転じることなどにより、前年度の損失から大幅に改善し、経常利益は1,200億円程度、親会社株主に帰属する当期純利益は900億円程度となる見通しです。
今後も、燃料価格の不安定性をはじめ当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が続くと思われますが、原子力の安定稼働が可能となることで、燃料価格高騰リスクへの耐性がより一層高まる見込みです。引き続き原子力の自主的かつ継続的な安全性向上に取り組むとともに、財務基盤の強化や資本効率性の向上に向けた取組みなどを通じて企業価値向上を図り、株主をはじめとするステークホルダーの皆さまのご期待に応えてまいります。
株主の皆さまにおかれましては、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。
2023年6月