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原子力規制検査結果について「川内原子力発電所1号機 A安全補機開閉器室及びCRDM電源室における火災感知器の不適切な箇所への設置」

発生日

2022年2月16日

発電所

九州電力 川内原子力発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力89万kW)

内容

事象

2022年2月16日の原子力規制委員会において、令和3年度第3四半期の原子力規制検査結果が報告され、次のことについて、安全重要度「緑」、深刻度の評価「SLⅣ(通知なし)」(注1)と判断されました。

概要

川内原子力発電所1号機は、工事計画認可申請に基づき消防法の設置条件に従い火災感知器を設置しています。
今回、A安全補機開閉器室及びCRDM電源室(注2)の2件の火災感知器において、消防法の設置条件を満足していない不適切な箇所への火災感知器の設置が確認され、規制要求を満足することに失敗している状態との指摘を受けました。

この指摘を受け、当該火災感知器(2件)については、2021年度中に消防法施行規則の設置条件に整合するよう設置位置を改善します。
また、当該火災感知器以外の火災感知器についても、現在、設置状況の調査を実施しており、設置条件を満足していない火災感知器が発見された場合は、適切な処置を実施します。

(注1)安全重要度「緑」とは、検査指摘事項が、安全確保の機能又は性能への影響があるが限定的かつきわめて小さなものであり、事業者の改善活動で改善すべき水準であるという評価結果をいう。
SL(Severity Level)は、検査指摘事項に対して、原子力規制庁が必要に応じて講じる規制対応措置(原子炉等規制法に基づく措置命令、行政指導など)を決定するために、原子力安全に係る重要度評価とは別に評価される深刻度レベルであり、SLⅣは最も深刻度の低い評価結果である。

(注2)CRDM電源室とは、制御棒を駆動する装置の制御に係る盤等を設置している部屋である。