九州電力株式会社(本社:福岡県福岡市 社長:松尾新吾 )と東京電力株式会社(本社:東京都千代田区 社長:勝俣恒久 )は,本日,三菱重工業株式会社(本社:東京都港区 社長:佃和夫 )との間で,LNG船を一隻建造することに合意いたしました。
この度のLNG船建造は,九州電力と東京電力がLNG船の共同保有に向けて,東京電力が所有するLNG船の建造オプション権[注1]を行使し,平成21年に就航予定のモス型球形タンク4基を有する積載量145,000立方メートル級(LNG換算約6.7万トン)のLNG船[注2]を,三菱重工業株式会社・長崎造船所で建造するものです。
この度の合意を受けて,九州電力と東京電力は,今後,LNG船の共同保有の形態や運航協力に関する協議を進めてまいります。
九州電力は,本船の活用を通じ,LNGサプライチェーンの強化を図りつつ,輸送コストの管理による経済性の一層の追求と,柔軟な輸送手段の確保による安定調達を推進してまいります。
東京電力は,既にLNG船等を活用したFOBによるLNG調達スキーム[注3]を導入しておりますが,このたび,建造オプション権を有効活用するとともに,今後,LNG船の保有・運航事業で培ったノウハウを活用して,低コストで安定したLNG調達・輸送事業の検討を進めてまいります。
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