プレスリリース

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平成30年3月1日
九州電力株式会社

再生可能エネルギー出力制御量低減のための技術開発事業を開始します
-関門連系線の再エネ送電可能量拡大に向けた技術開発事業の実施-

 当社は、再生可能エネルギーの導入推進に向け、経済産業省資源エネルギー庁の「再生可能エネルギー出力制御量低減のための技術開発事業」(注)に応募しておりましたが、このたび交付決定通知を受けました。

 九州エリアでは、太陽光発電等の再生可能エネルギーの急速な導入に伴い、特に軽負荷期において、昼間帯に電力の供給が需要を上回り、火力等の出力を抑制しても太陽光発電等の出力制御を行う可能性が高まっています。

 このような状況の中で、九州エリアから他エリアへの送電量を増やすことにより、再エネの出力制御量を低減することを目的として、太陽光発電等の自然変動電源も制御対象とした「転送遮断システム」を開発し、その実効性の検証を行います。

 当社は、電力の安定供給を前提として、今後も再エネの円滑な接続に向けた対応を進めてまいります。

(注)平成29年度補正予算再生可能エネルギー出力制御量低減のための技術開発事業費補助金
   (執行団体:一般財団法人エネルギー総合工学研究所)

【事業概要】
1.交付決定日
  ・平成30年2月28日(水曜日)
2.事業内容
  ・「転送遮断システム」の開発
・自然変動電源の制御対象としての実効性検証
・IoT技術を活用した通信システムの実効性検証
3.事業場所
  ・当社管内(離島を除く)
4.事業期間
  ・平成30年3月から

以上