2020年1月31日
九州電力株式会社
2019年度(2020年3月期) 第3四半期決算についてお知らせします
2019年度第3四半期(2019年4月1日~2019年12月31日)の業績が確定しましたのでお知らせします。詳細は、決算短信及び決算説明資料をご参照ください。
1 2019年度第3四半期決算概要
当第3四半期の業績につきましては、松浦発電所2号機の運転開始等に伴う火力発電単価の低下による燃料費の減少などはありましたが、卸電力取引の市況低迷などによる他社販売電力料の減少に加え、松浦発電所2号機の運転開始に伴い減価償却費が増加したことや、需給運用上余剰となったLNGの転売において大幅な市況下落に伴い損失が拡大したことなどにより、前年同四半期に比べ減益となりました。
収入面では、国内電気事業において、再エネ特措法交付金の増加はあったものの、他社販売電力料の減少などにより減収となった一方で、ICTサービス事業において増収となったことなどから、売上高は前年同四半期に比べ0.2%増の1兆5,029億円、経常収益は0.2%増の1兆5,161億円となりました。
支出面では、国内電気事業において、火力発電単価の低下などによる燃料費の減少はあったものの、減価償却費やLNG転売損失、連結子会社の電力調達費用の増加などにより費用増となったことに加え、ICTサービス事業において費用増となったことなどから、経常費用は2.0%増の1兆5,035億円となりました。
以上により、経常利益は前年同四半期に比べ67.6%減の125億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は94.7%減の14億円となりました。
当第3四半期 (2019年4~12月) |
前第3四半期 (2018年4~12月) |
増減 | 増減率 | |
経常収益 売上高 [再掲] |
15,161 15,029 |
15,124 14,994 |
36 34 |
0.2 0.2 |
経常費用 | 15,035 | 14,735 | 299 | 2.0 |
経常利益 | 125 | 388 | 262 | 67.6 |
親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
14 | 266 | 252 | 94.7 |
当第3四半期 (2019年4~12月) |
前第3四半期 (2018年4~12月) |
増減 | ||
小売販売電力量 | 539億kWh | 536億kWh | 3億kWh | |
卸売販売電力量 | 53億kWh | 65億kWh | 12億kWh | |
総販売電力量 | 592億kWh | 600億kWh | 8億kWh | |
原油CIF価格 | 68$/b | 75$/b | 7$/b | |
為替レート | 109円/$ | 111円/$ | 2円/$ | |
原子力[送電端] (設備利用率) |
200億kWh (76.0%) |
199億kWh (67.1%) |
1億kWh (8.9%) |
(注) | 販売電力量は、当社グループ合計(当社及び連結子会社(九電みらいエナジー株式会社))の数値を記載している |
2 2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)業績予想及び期末配当予想
2019年度連結業績予想につきましては、足元の気温が平年に比べ高めに推移している状況や業績の動向等を踏まえ、2019年10月31日に公表した業績予想を修正いたします。
売上高につきましては、国内電気事業において、小売販売電力量の減少などによる電灯電力料の減少や卸電力取引の市況低迷などによる他社販売電力料の減少などはあるものの、再エネ特措法交付金が増加することなどから、前回公表値から変更はなく、2兆350億円程度となる見通しです。
経常利益につきましては、国内電気事業において、電灯電力料や他社販売電力料の減少に加え、販売電力量の減少による余剰LNGの増加などに伴いLNG転売損失が拡大したことなどから、前回公表値を下回る400億円程度となる見通しです。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前回公表値を下回る200億円程度となる見通しです。
2019年度個別業績予想につきましても、連結と同様に修正いたします。
2019年度期末配当予想につきましては、前回公表値から変更はなく、当年度の業績や中長期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、普通株式1株あたり15円(年間35円)としております。
今回 | 前回公表 (10月) |
増減 | 増減率 | [参考] 2018年度 |
||
売上高 | 20,350 | 20,350 | - | - | 20,171 | |
営業利益 | 650 | 800 | 150 | 18.8 | 865 | |
経常利益 | 400 | 550 | 150 | 27.3 | 525 | |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
200 | 300 | 100 | 33.3 | 309 |
今回 | 前回公表 (10月) |
増減 | 増減率 | [参考] 2018年度 |
||
売上高 | 18,500 | 18,500 | - | - | 18,671 | |
営業利益 | 350 | 500 | 150 | 30.0 | 606 | |
経常利益 | 100 | 250 | 150 | 60.0 | 325 | |
当期純利益 | 0 | 100 | 100 | 100.0 | 234 |
今回 | 前回公表 (10月) |
増減 | [参考] 2018年度 |
|||
小売販売電力量 | 742億kWh | 753億kWh | 11億kWh | 727億kWh | ||
卸売販売電力量 | 77億kWh | 82億kWh | 5億kWh | 79億kWh | ||
総販売電力量 | 819億kWh | 835億kWh | 16億kWh | 806億kWh | ||
原油CIF価格 | 68$/b | 67$/b | 1$/b | 72$/b | ||
為替レート | 109円/$ | 109円/$ | - | 111円/$ | ||
原子力[送電端] (設備利用率) |
286億kWh (81.8%) |
286億kWh (81.7%) |
- (0.1%) |
288億kWh (73.1%) |
(注) | 販売電力量は、当社グループ合計(当社及び連結子会社(九電みらいエナジー株式会社))の数値を記載している |
以上
添付ファイル | 2019年度(2020年3月期) 第3四半期決算についてお知らせします(印刷用) | (254KB) | |
2020年3月期 第3四半期決算短信 | (553KB) | ||
(参考)2019年度第3四半期決算について(説明資料) | (1,363KB) |