プレスリリース

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2024年5月13日
九州電力株式会社

水力発電所導水路トンネルの内部確認用「水上ドローン」を APEX JAPAN株式会社と共同開発しました
-水力発電所の安全かつ効率的な内部確認の実現-

 当社は、APEX JAPAN株式会社(本社:大分県大分市、代表取締役:溝部 弘之)と、水力発電所の導水路トンネルの内部を安全かつ効率的に確認できる「水上ドローン」を共同開発し、本日から運用を開始しましたのでお知らせします。

 従来、導水路トンネル内の異常箇所確認は、発電を停止し、導水路トンネル内の水を抜いたうえで、点検員が数kmの距離を歩きながら目視確認をおこなっていましたが、発電停止による発電電力量の減少や、点検員の負担などに課題がありました。この課題を解決するため、今回、発電中でも内部確認が可能な浮体式の「水上ドローン」を開発しました。

 この「水上ドローン」の活用により、点検員の導水路トンネルへの入坑が不要となり、発電を停止せず、安全かつ負担の少ない内部確認が可能となりました。また、導水路トンネル内を流下中に左右回転しても、本体に搭載した地磁気センサ(特許出願中)により、一定方向を向いたまま360度の撮影が可能な制御機能を有しています。撮影後は、画像編集を行わずに迅速に状況を把握することもできます。

 今後、当社が管理する水力発電所(136か所)での導入を進めるとともに、今後の活用について検討を進めてまいります。

 当社は、このような取組みを通じて「九電グループ経営ビジョン2030」で掲げる「九州から未来を創る九電グループ」の実現を目指してまいります。

APEX JAPAN株式会社の会社概要

会社名 APEX JAPAN(アペックスジャパン)株式会社
設立日 2016年9月1日
所在地 大分県大分市大在北3丁目1番32号
代表者 代表取締役 溝部 弘之
事業概要 産業用無人ロボット製造事業等

以上