従来の運転方法と定格熱出力一定運転
従来の運転方法(電気出力一定運転)
原子力発電所では、海水温度が低くなる冬季には熱効率が良くなるので、原子炉熱出力を一定に保って運転をおこなうと電気出力が上昇し、100%を超えてしまうことから、従来、原子炉熱出力を下げて電気出力を一定に保つ「電気出力一定運転」が行われていました。
定格熱出力一定運転
「定格熱出力一定運転」とは、特別な運転方法ではなく、原子炉熱出力を国で認められた定格原子炉熱出力(100%)に保ったままで運転することです。これにより、海水温度の低い冬季は電気出力が100%から1~4%程度増加することになります。
なお、外国ではアメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、韓国など多くの国で一般的に実施されている運転方法です。
