川内原子力発電所3号機の増設理由
当社は、電力需要の増大、エネルギーセキュリティの確保、地球環境問題への対応及び経済性等を総合勘案し、原子力を中核とする電源ベストミックスを推進しています。
今後の電力需要は、長期的には緩やかながらも着実に増加していくと見込まれます。
原子力の発電電力量構成比は、2010年代後半には40%を下回りますが、川内原子力発電所3号機を開発することで、電源ベストミックスで目標としている50%程度になります。
また、現行の需要見通しでは、2010年代後半には、新たな供給力の手当てが必要となります。
これらのことから、将来にわたり二酸化炭素(CO2)の排出を抑制し、安定的かつ経済的な電気をお届けするために3号機の増設を計画いたしました。
当社の電源ベストミックス(目標)
電源設備量 | 発電電力量 | |
---|---|---|
原子力 | 30%程度 | 45~50%程度 |
再生可能エネルギー (地熱、一般水力) |
10%程度 | 10%程度 |
揚水 | 10%程度 | |
火力 (石炭、LNG、石油) |
残り50%を 各々1/3程度 |
燃料情勢等に 応じて分担 |
当社の発電電力量構成比率(他社受電を含む)