送配電ネットワークの次世代化(系統)
ACTION PLAN
再エネ等の連系拡大(送配電ネットワークの広域的な運用)
- 九州の再エネポテンシャルを最大限に活用するため、国のマスタープランを踏まえた連系線・基幹系統の整備・強化や送電容量の最大限の活用等、送配電ネットワークの広域的な運用に取り組みます。
送配電ネットワークの広域的な運用
ACTION PLAN
ネットワーク利用率向上(需給運用・系統安定化技術の高度化)
- 再エネ大量導入と電力品質維持を両立させるため、デジタル技術の活用などによる需給運用・系統安定化技術の高度化に取り組みます。
需給運用・系統安定化技術の高度化
Topics
コネクト&マネージの導入
- 九州電力送配電では、既設の送変電設備の容量を最大限活用する「コネクト&マネージ」を導入しています。この取組みにより、送変電設備を増強せずに、九州の再エネを『より早く、より多く接続する』ことが可能となります。
- 具体的には、設備の単一故障(N-1故障)が発生しても安定的に送電できる容量を確保した上で、N-1故障が発生した際には瞬時に発電を制限する「N-1電制」を導入することで、運用容量を超えた電源接続を可能としています。
- また、送変電設備の空きがある時間帯に発電し、空きがない時間帯には発電を抑制する「ノンファーム型接続」の受付を、基幹系統で開始しています。(2021年1月~)
コネクト&マネージによる空き容量の活用等(イメージ)
再エネ出力の予測精度高度化
- 九州電力送配電では、再エネを最大限活用するため、再エネ出力の予測精度向上に取り組んでいます。
- 再エネ出力予測に必要な日射量予測については、予測地点を細分化することで九州各地点の日射量予測を詳細に把握し、出力予測に反映することで精度向上を図っています。
- また、日射量予測手法として、複数の気象予測モデルを統合した予測を活用することで、精度向上に取り組んでいます。
九州本土における日射量予測地点一覧
複数の気象予測モデル統合による出力予測イメージ
(注)送配電事業は、2020年4月以降、中立性を高める観点から、100%子会社である九州電力送配電株式会社が実施しています