特集:夏はアロマで涼やかに
- ミントの香りで体感温度は4度下がる
-
香りを嗅がないで水温28度の水に手を入れた時と、ペパーミントの香りを嗅いで水温32度の水に手を入れた時の体感温度が同じという実験結果が出ています。ペパーミントの香りは4度も体感温度を下げてくれるのです。
(出典:「香りが感覚/使用感触の判断に及ぼす効果」 株式会社 資生堂製品開発センター香料開発室 庄司 健 (注)発表当時)フレグランスジャーナル社 AROMA RESEARCH No.23(2005年)
教えてくれるのは
-
川﨑知佐子さん
(公益社団法人AEAJ認定アロマテラピーインストラクター) -
アロマとハーブのライフ教室EL MUNDO主宰。アロマテラピーの日常使いのコツを提案するアロマクラフトレッスンを開催している。
材料
- エタノール 2.5ミリリットル
- グリセリン 1ミリリットル
- 好みのアロマオイル 1~10滴
- 精製水 全量が50ミリリットルになるまで
- スプレーボトル
(注)保存容器は100円ショップなどで購入できます
作りかた
エタノールとグリセリンを容器に入れ、アロマオイルを加えてよくかき混ぜる。
(注)アロマオイルは水に溶けにくいので先に混ぜましょう
精製水を加えて、さらにかき混ぜる。
★使用期限/冷蔵庫で保存を。1~2週間が目安です。
材料
- キサンタンガム 薬味用さじ 10杯ほど
- エタノール 2ミリリットル
- グリセリン 1ミリリットル
- 精製水 30~40ミリリットル
- アロマオイル 1~6滴(子どもには3滴以下)
- 保存ボトル
(注)保存容器は100円ショップなどで購入できます
作りかた
キサンタンガム、エタノール、グリセリンを容器に入れ、アロマオイルを加えてかき混ぜる。
精製水を少しずつ加えながらよくかき混ぜる。
(注)ダマになっても後から溶けます
★使用期限/冷蔵庫で保存を。1~2週間が目安です。
- かんたんデオドラントシート
- デオドラントスプレーを浸したコットンは、汗をふくデオドラントシートとして使えます。
- つくるときのポイント
-
使う道具や保存容器は、よく洗い、完全に乾燥させてから使いましょう。
エタノールで消毒すれば、さらに清潔につくれます。
★アロマオイルは専門店で購入しましょう。3ミリリットル 600円~(用量、種類によって異なります)
★その他の材料はドラッグストアやインターネットなどで購入可能です。
材料
- ビニール袋
- 重曹 大さじ3
- しっとりタイプの塩(あら塩、天然塩) 大さじ2
- クエン酸 大さじ1
- 好みのアロマオイル 1~3滴
作りかた
ビニール袋に重曹と塩を入れて袋をもみながら混ぜ、後からクエン酸を入れてよく混ぜ、アロマオイルを加える。
おにぎりを握るようにぎゅっと固め、約1時間乾燥させて完成。
★使用期限/2~3日中にお使いください。
材料
1回分
- 入浴用の岩塩 大さじ2
- 好みのアロマオイル 半身浴1~3滴、全身浴1~5滴
3回分
- 入浴用の岩塩 大さじ6(約100グラム)
- 好みのアロマオイル 9滴まで
作りかた
岩塩にアロマオイルを入れ、よく混ぜる。
★高温多湿を避け、1か月を目安に使い切ってください。
- バスボム・バスソルトの注意点
- 熱いお風呂に柑橘系のアロマオイルを使用すると、ピリピリとした皮膚刺激を感じることがあります。少ない量から様子を見て使用しましょう。特に敏感肌のかたはご注意ください。どちらも好みでドライフラワーを入れると華やかに。配水管には流れないよう、不織布袋やお茶パックに 入れて使うと便利です。
- 夏こそお風呂に入りましょう!
- 夏は冷房や冷たい飲み物、食べ物で思っている以上に体は冷えているものです。シャワーではなく湯船にしっかり浸かって体を芯から温めれば、疲れがとれ、血行や新陳代謝が良くなって冷え性予防や夏バテ防止に効果があります。
材料
- リボン (約30センチメートル 2本)
- ペパーミントのアロマオイル
作りかた
リボンに2~3滴ずつアロマオイルをたらし、エアコンの吹き出し口や扇風機のガードに取り付ける。
ペパーミント
清涼感あふれ、心身をクールダウンさせてくれる。冷却作用があり、デオドラントやかゆみ止めとしても広く知られている。
サイプラス、ラベンダー
スペアミント
爽やかで気分がリフレッシュする。ペパーミントよりマイルドな香りなので、ペパーミントが苦手なかたに。
グレープフルーツ
ローズマリー
フレッシュですがすがしい香り。眠気を覚まし、活力を与えてくれる目覚めのスプレーにぴったり。
ペパーミント、ゼラニウム
ゼラニウム
甘く、かすかにローズを思わせる。除虫作用のほか、皮脂やホルモンのバランスを整える働きがあるといわれている。
グレープフルーツ、ジュニパーベリー、ラベンダー
ラベンダー
リラックスするアロマとして有名。昔からやけどや日焼け、虫刺されのケアにも使われている。
ゼラニウム、ローズマリー
サイプレス
ヒノキに似たすっきりとした香り。デオドラント効果に優れ、身体を引き締めてくれる作用があるといわれている。
グレープフルーツ、ジュニパーベリー、ラベンダー
ジュニパーベリー
森林を思わせる香り。「医者いらずのハーブ」と言われ、殺菌作用や新陳代謝を促す作用があるといわれている。
グレープフルーツ、ローズマリー
グレープフルーツ
果実の爽やかさがある。デオドラント・抗菌作用にも優れているので、夏場の汗や臭いの対策に活躍する。
ゼラニウム、ペパーミント、ラベンダー
ユーカリシトリオドラ
レモンに似ていて、レモンユーカリともいう。除虫作用や殺菌作用があり、虫よけやデオドラントに最適。
ペパーミント、サイプレス
(注)柑橘系のアロマオイルには、紫外線刺激でアレルギーを起こすものもあります。原因となる成分を除いたフロクマリンフリーのアロマオイルがおすすめです。
アロマオイル使用上の注意
アロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)は100%植物から抽出されたものを専門店にて購入し、同封してある使用上の注意をよく読んでご使用ください。
- ご使用前にパッチテスト(皮膚試験)をおこなってください。
- 原液のまま肌につけたり、口に入れたりしないでください。
- 3歳以下の乳幼児への使用は避け、4歳以上の場合でも大人の半量以下で使ってください。
- 持病のあるかた、妊娠中、授乳中のかたは、事前に医師に相談してください。
- 肌にトラブルのあるかたは、使用を控えてください。また、使用中、肌に異常を感じた場合はすぐに洗い流してください。
この情報は2018年 夏号掲載時点のものです
- ミントの香りで体感温度は4度下がる
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香りを嗅がないで水温28度の水に手を入れた時と、ペパーミントの香りを嗅いで水温32度の水に手を入れた時の体感温度が同じという実験結果が出ています。ペパーミントの香りは4度も体感温度を下げてくれるのです。
(出典:「香りが感覚/使用感触の判断に及ぼす効果」 株式会社 資生堂製品開発センター香料開発室 庄司 健 (注)発表当時)フレグランスジャーナル社 AROMA RESEARCH No.23(2005年)
教えてくれるのは
-
川﨑知佐子さん
(公益社団法人AEAJ認定アロマテラピーインストラクター) -
アロマとハーブのライフ教室EL MUNDO主宰。アロマテラピーの日常使いのコツを提案するアロマクラフトレッスンを開催している。
材料
- エタノール 2.5ミリリットル
- グリセリン 1ミリリットル
- 好みのアロマオイル 1~10滴
- 精製水 全量が50ミリリットルになるまで
- スプレーボトル
(注)保存容器は100円ショップなどで購入できます
作りかた
エタノールとグリセリンを容器に入れ、アロマオイルを加えてよくかき混ぜる。
(注)アロマオイルは水に溶けにくいので先に混ぜましょう
精製水を加えて、さらにかき混ぜる。
★使用期限/冷蔵庫で保存を。1~2週間が目安です。
材料
- キサンタンガム 薬味用さじ 10杯ほど
- エタノール 2ミリリットル
- グリセリン 1ミリリットル
- 精製水 30~40ミリリットル
- アロマオイル 1~6滴(子どもには3滴以下)
- 保存ボトル
(注)保存容器は100円ショップなどで購入できます
作りかた
キサンタンガム、エタノール、グリセリンを容器に入れ、アロマオイルを加えてかき混ぜる。
精製水を少しずつ加えながらよくかき混ぜる。
(注)ダマになっても後から溶けます
★使用期限/冷蔵庫で保存を。1~2週間が目安です。
- かんたんデオドラントシート
- デオドラントスプレーを浸したコットンは、汗をふくデオドラントシートとして使えます。
- つくるときのポイント
-
使う道具や保存容器は、よく洗い、完全に乾燥させてから使いましょう。
エタノールで消毒すれば、さらに清潔につくれます。
★アロマオイルは専門店で購入しましょう。3ミリリットル 600円~(用量、種類によって異なります)
★その他の材料はドラッグストアやインターネットなどで購入可能です。
材料
- ビニール袋
- 重曹 大さじ3
- しっとりタイプの塩(あら塩、天然塩) 大さじ2
- クエン酸 大さじ1
- 好みのアロマオイル 1~3滴
作りかた
ビニール袋に重曹と塩を入れて袋をもみながら混ぜ、後からクエン酸を入れてよく混ぜ、アロマオイルを加える。
おにぎりを握るようにぎゅっと固め、約1時間乾燥させて完成。
★使用期限/2~3日中にお使いください。
材料
1回分
- 入浴用の岩塩 大さじ2
- 好みのアロマオイル 半身浴1~3滴、全身浴1~5滴
3回分
- 入浴用の岩塩 大さじ6(約100グラム)
- 好みのアロマオイル 9滴まで
作りかた
岩塩にアロマオイルを入れ、よく混ぜる。
★高温多湿を避け、1か月を目安に使い切ってください。
- バスボム・バスソルトの注意点
- 熱いお風呂に柑橘系のアロマオイルを使用すると、ピリピリとした皮膚刺激を感じることがあります。少ない量から様子を見て使用しましょう。特に敏感肌のかたはご注意ください。どちらも好みでドライフラワーを入れると華やかに。配水管には流れないよう、不織布袋やお茶パックに 入れて使うと便利です。
- 夏こそお風呂に入りましょう!
- 夏は冷房や冷たい飲み物、食べ物で思っている以上に体は冷えているものです。シャワーではなく湯船にしっかり浸かって体を芯から温めれば、疲れがとれ、血行や新陳代謝が良くなって冷え性予防や夏バテ防止に効果があります。
材料
- リボン (約30センチメートル 2本)
- ペパーミントのアロマオイル
作りかた
リボンに2~3滴ずつアロマオイルをたらし、エアコンの吹き出し口や扇風機のガードに取り付ける。
ペパーミント
清涼感あふれ、心身をクールダウンさせてくれる。冷却作用があり、デオドラントやかゆみ止めとしても広く知られている。
サイプラス、ラベンダー
スペアミント
爽やかで気分がリフレッシュする。ペパーミントよりマイルドな香りなので、ペパーミントが苦手なかたに。
グレープフルーツ
ローズマリー
フレッシュですがすがしい香り。眠気を覚まし、活力を与えてくれる目覚めのスプレーにぴったり。
ペパーミント、ゼラニウム
ゼラニウム
甘く、かすかにローズを思わせる。除虫作用のほか、皮脂やホルモンのバランスを整える働きがあるといわれている。
グレープフルーツ、ジュニパーベリー、ラベンダー
ラベンダー
リラックスするアロマとして有名。昔からやけどや日焼け、虫刺されのケアにも使われている。
ゼラニウム、ローズマリー
サイプレス
ヒノキに似たすっきりとした香り。デオドラント効果に優れ、身体を引き締めてくれる作用があるといわれている。
グレープフルーツ、ジュニパーベリー、ラベンダー
ジュニパーベリー
森林を思わせる香り。「医者いらずのハーブ」と言われ、殺菌作用や新陳代謝を促す作用があるといわれている。
グレープフルーツ、ローズマリー
グレープフルーツ
果実の爽やかさがある。デオドラント・抗菌作用にも優れているので、夏場の汗や臭いの対策に活躍する。
ゼラニウム、ペパーミント、ラベンダー
ユーカリシトリオドラ
レモンに似ていて、レモンユーカリともいう。除虫作用や殺菌作用があり、虫よけやデオドラントに最適。
ペパーミント、サイプレス
(注)柑橘系のアロマオイルには、紫外線刺激でアレルギーを起こすものもあります。原因となる成分を除いたフロクマリンフリーのアロマオイルがおすすめです。
アロマオイル使用上の注意
アロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)は100%植物から抽出されたものを専門店にて購入し、同封してある使用上の注意をよく読んでご使用ください。
- ご使用前にパッチテスト(皮膚試験)をおこなってください。
- 原液のまま肌につけたり、口に入れたりしないでください。
- 3歳以下の乳幼児への使用は避け、4歳以上の場合でも大人の半量以下で使ってください。
- 持病のあるかた、妊娠中、授乳中のかたは、事前に医師に相談してください。
- 肌にトラブルのあるかたは、使用を控えてください。また、使用中、肌に異常を感じた場合はすぐに洗い流してください。
この情報は2018年 夏号掲載時点のものです