第8回 ひろがれ未来へ!かごしま絵手紙コンクール 結果発表
テーマ |
わたしが選ぶふるさとのいちばん |
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表彰 |
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展示会場 |
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主催 | 九州電力鹿児島支店、九州電力送配電鹿児島支社、南日本新聞社 |
後援 | 鹿児島県教育委員会 |
小学1・2年生部門
審査員講評
手作り感の温かみある紙で応募。しろくまのひんやり感が紙ににじみ出ていてよく伝わります。色を塗りすぎずに上手に“白”を表現できています。「ひんやり」という言葉から“しろくま”を食べて涼しさを感じている様子がよくわかります。
小学5・6年生部門
審査員講評
色使いが非常に印象的です。桜島を一部だけ描いたことが、逆に雄大さを感じさせてくれます。「ふっとか」という言葉の表現にも工夫が感じられ、自分自身にとっての“桜島”がよく表現されています。
中学生部門
審査員講評
しぶきがこちらまで届くかのようなダイナミックさ、空と海の澄んだ青さが上手く表現できています。くじらが「帰って来る」という表現から郷土を誇らしく思っていることが十分伝わります。
審査員講評
一目見て弥五郎どん祭りとわかるダイナミックな作品です。弥五郎どんの大きさをコミカルに表現していることからは祭りの楽しさ、「ありがとう」の言葉からは豊作の喜びと祭りに対して大きな誇りを持っていることがよく伝わってきました。
審査員講評
コラージュの技法を用いて丁寧に作品をつくっています。飛び立っていくルリカケスに、「まもりぬく」という言葉の通り、故郷の誇りを守っていく気概と、その魅力を世界へ広げようという前向きな気持ちが感じられる作品です。
審査員講評
まず惹きつけられるのがおじいさんの笑顔。よく見ると汗まで描いてあり、とても丁寧に作品を描き上げました。ニコニコした表情と「うまかろう」のメッセージが絶妙なバランスでとても素敵な作品です。
審査員講評
右手にしゃもじを持った“たのかんさあ(田の神さま)”。供えものもたくさん並んでいるせいか、かわいらしい笑顔が印象的です。今年も豊作間違いなし。おいしいご飯をたくさん食べてください。周囲にも笑顔が広がりそうな作品です。
審査員講評
夕陽がまっすぐに続いていく道と草花を優しく照らす。静かで切なく感じるなかに、そこに住んでいる人にしかわからない、言葉にならない素敵な魅力があるのではないでしょうか。そんな故郷が大好きと郷愁を誘います。
国立大学法人 鹿児島大学教育学部附属小学校6年 川畑 璃空さん
国立大学法人 鹿児島大学教育学部附属小学校4年 竹下 凜さん
審査委員
- 千々岩 弘一(鹿児島国際大学 教授)
- 餅原 宣久(鹿児島県立甲南高等学校 教諭)
- 宮内 加代子(絵手紙講師)
- 平川 順一朗(南日本新聞社 編集局長)
- 菊水 秀一(九州電力 執行役員 鹿児島支店長)
全体講評
第8回目となる今回も、たくさんの御応募をいただき誠にありがとうございました。御指導いただいた先生や保護者の皆様にも感謝申し上げます。
今回は「わたしが選ぶ ふるさとのいちばん」というテーマでした。書きやすいテーマだったのか、それぞれの実体験を取り上げ、丁寧に表現できている作品が多く見受けられました。台紙(はがき)や画材そのものを工夫している作品もいくつかあり、例年同様に感心しながら審査をさせていただきました。
あえて課題を挙げるならば、メッセージについてもう少し工夫するとよりよい作品ができるのではないかと思います。「桜島」といった固有名詞をただ書くのではなく、実際に感じたことや伝えたい(届けたい)想いを入れるとより素敵な「絵手紙」になっていくと思います。
総じて、応募作品を拝見し、自分たちが住んでいる「ふるさと」が大好きであり誇りに思っていることが伝わってきました。
最後に、当コンクールが、今後もみなさんの自由な発想と表現力を育む作品発表の場となることを切に願っております。また来年も楽しみにしております。