福岡市水道局と「水源かん養林保全実証に関する共同研究協定」を締結しました -ドローンの技術・知見を活かし自然災害拡大防止に貢献-
九州電力株式会社
-ドローンの技術・知見を活かし自然災害拡大防止に貢献-
福岡市水道局と九州電力株式会社福岡支店は、本日、水源かん養林保全実証に関する共同研究協定を締結しましたのでお知らせします。
福岡市水道局は、所有する市内の3つのダム(曲渕、脊振、長谷)周辺に、合計566haの水源かん養林を所有し、計画的に間伐や植樹などの整備を行っています。また、踏査による点検等を実施することで、立ち枯れ樹木などを早期に発見し、倒木事故の未然防止に努めています。これらの作業において、対象箇所が広範囲に及ぶため多くの時間と労力を要することや、斜面や足場の悪い箇所が多く危険を伴うことなどが課題となっています。
九州電力は、これらの課題に対しこれまでに培ってきたドローンサービスの技術・知見を活かし、ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラ(注)で水源かん養林を撮影し、その解析を行うことで、立ち枯れしている樹木を検出する共同研究を福岡市水道局と行うこととしました。ドローンを活用した同様の取組みはあまり例がなく、当社でもこの取組みを通じて知見を深めてまいります。
九州電力は、本共同研究などを通じ、ドローンを活用した防災、減災への取組みを推進し、これからも安全で安心して暮らせる街づくりに貢献してまいります。
〔共同研究協定の概要〕
- 題目:マルチスペクトルによる水源かん養林保全実証
- 内容:ドローンにマルチスペクトルカメラを搭載し、水源かん養林を撮影し、樹木の光合成の状況を確認することで立ち枯れしている樹木を判別
- 実証フィールド:福岡市水道局が所有する水源かん養林