人を知る
1年間 | 川内原子力発電所 発電課に配属 運転巡視業務を主に担当 |
6年間 | 川内原子力発電所 技術課に配属 定期検査工程管理業務を主に担当 |
4年間 | 原子力発電本部 原子力発電グループに配属 運転計画策定業務を主に担当 |
現在 | 原子力発電本部 環境広報グループに配属 |
入社から一貫して原子力部門で業務をおこなってきましたが、一番心に残っているのは、川内原子力発電所の再稼働に携わったことです。東日本大震災の後、国の厳しい規制基準をクリアする原子力発電所がない中で、一丸となって検討・対策を重ね、先陣を切って再稼働できたことは、大きな経験になりました。現在は広報業務を担当しており、立地コミュニケーション本部や各支店等と協力しながら、原子力発電所の安全対策をはじめとする取り組みを社外へ発信しています。原子力発電は世の中の注目度が高く、透明性のある説明が欠かせません。情報を正確に伝えるべく、一つひとつの作業を慎重かつ丁寧に進めています。
若手にチャンスを与えてくれることは当社の魅力の一つです。私自身、国の審査対応や社外対応などを、早いうちから経験することができました。日ごろから上司や先輩が気にかけて、私の状況を見ながら声を掛けてくれるような温かい職場環境だからこそ、重要な仕事をやり遂げることができたのだと思います。
1年間 | 新小倉発電所 発電グループに配属 発電設備の巡視や点検業務を主に担当 |
1年間 | 地熱センター 統括グループに配属 地熱新規開発に関する業務を主に担当 |
現在 | 火力発電本部 地熱調査グループに配属 |
火力発電本部(地熱)は、地熱発電に関する開発の計画や、地熱発電所の運営・管理を担当しており、私が所属する地熱調査グループは、新たな発電所の開発に向けた地熱資源の調査や、発電所建設をおこなっています。具体的には、地熱を確認するための調査やそれに伴う地元対応、法的手続きなどが業務の中心です。温泉地や国立公園付近に多く存在する地熱資源は、特定のエリアにしかない貴重なものです。新規開発を進めるにあたっては、地域の方々のご理解を得ながら進めていくことが何より大切です。そのため、地域で生活されているかたの声にしっかりと耳を傾け、わかりやすく丁寧に説明をしながら、話し合いを重ねるように心掛けています。
私は子どもの頃から環境問題に興味をもっていたため、大学では地熱の研究をしていました。地熱発電は天候や昼夜を問わず安定した出力が期待できることから、世界各地で注目が高まっている発電方法です。学生時代の研究内容を活用しながら、エネルギーの普及につながる業務を担当していることに喜びを感じています。
1年間 | 電力輸送本部 大分電力センター付 株式会社九電ハイテック出向 発変電所の点検業務を主に担当 |
1年間 | 大分電力センター 発変電工事グループに配属 水力発電所の工事業務を主に担当 |
1年間 | 電力輸送本部 大分電力センター付 株式会社九電ハイテック出向 発変電所の修繕業務を主に担当 |
1年間 | 大分電力センター 総合制御所 運用グループに配属 大分エリアの系統運用、水系運用業務を主に担当 |
1年間 | 宮崎電力センター 設備管理グループに配属 宮崎エリアの発変電所の設備管理業務全般を主に担当 |
1年間 | 水力発電本部 宮崎水力事業所に配属 宮崎エリアの水力発電所の設備管理業務全般を主に担当 |
現在 | 水力発電本部 水力運営グループに配属 |
水力発電本部では九州にある水力発電所の運営、管理をおこなっており、安全・安定運転のために、設備の更新計画や修繕計画を策定しています。また、再生可能エネルギーの積極的な活用のため、地域と共生を図りながら、水力発電所の新規開発や既存発電所の再開発を進めています。水力発電部門は、発電事業以外にも多彩な役割を担っており、電気を「つくる」、既存の設備を「守る」だけでなく、水力の価値を「活かす」ことも、重要なミッションであると考えています。例えば水力発電用のダムは、地域に何十年にもわたって在りつづけるものです。その魅力を伝えるために、「ダムカード」の配布やダムの観光放流の実施など、地域社会の活性化に向けた取り組みも実施しています。
水力発電は、二酸化炭素を排出せず、環境にやさしい再生可能エネルギーの一つとして今後の更なる開発が期待されています。10年後、20年後、更にその先の未来を見据え、水力発電の開発を推進することで、低炭素社会の実現に向けて着実に貢献できることが、当社の魅力の一つだと思います。
3年間 | 霧島営業所 営業グループに配属 再生可能エネルギーの受付業務を主に担当 |
2年間 | 鹿児島支社 用地部 輸送用地グループに配属 鹿児島管内における送電設備の用地確保業務を主に担当 |
2年間 | 立地コミュニケーション本部 玄海地域統括グループに配属 玄海地点における原子力コミュニケーション活動の総括業務を主に担当 |
現在 | 立地コミュニケーション本部 川内地域統括グループに配属 |
立地コミュニケーション本部は発電所に必要な用地の確保、保全などを担っていますが、それと同時に重要なのが、地域の皆さまと丁寧なコミュニケーションを図るということです。専門的な話をかみ砕いて伝えたり、地域の声を社内に届けたり、発電所周辺の皆さまと当社グループをつなぐ“橋渡し役”となって活動しています。発電所の安全対策などの取り組みについて、プレスリリースとして発表する際には、地域の皆さまに正しく理解され、安心していただくことが大切です。自分や会社にとっての当たり前が、世の中の当たり前ではないという認識を忘れず、自分の言葉を客観視する習慣をつけるようになりました。
社内で発電所周辺地域と一番近い関係性を築いている部門として、地域ごとの課題に向き合うのも私たちの役割です。「地域デザイン塾」と題し、若手社員が主体となって、各地域の課題解決に向けた検討を進めています。電気を届けるという使命とともに、地域との共生、発展に向けた取り組みにチャレンジできることに、大きなやりがいを感じています。
2年間 | 熊本電力センター 発変電工事グループに配属 発変電設備補修業務を主に担当 |
1年間 | 電力輸送本部 熊本電力センター付 株式会社九電ハイテックに出向 発変電設備保守業務を主に担当 |
1年間 | 熊本電力センター 総合制御所 運用グループに配属 発変電設備運用業務を主に担当 |
2年間 | 電力輸送技術センター 変電保全グループに配属 変電設備保全方針検討業務を主に担当 |
2年間 | 送配電カンパニー 電力輸送本部 電力品質グループに配属 系統運用計画業務を主に担当 |
現在 | 系統技術本部 設備計画グループに配属 |
電力の需要と供給のバランスをとることで“電気の質”を維持することが、系統技術本部の大きな役割です。“質の良い電気”とは周波数や電圧が一定に保たれた電気のことで、電力需要を予測し、発電量を上手くコントロールする必要があります。また、設備を新設するにも、計画から工事まで長い時間がかかるため、長期的な運用プランを策定することが欠かせません。将来の電力系統を見据えたうえで、送変電設備の新設、増強などの計画立案もおこなっています。
今までは発電所からお客さまに向かって電気の流れは一方通行でしたが、家庭用太陽光などの再生可能エネルギーがいろいろな場所に増えてきているため、発電された電力の流れが複雑化しています。これまでのデータやセオリーが通用しないケースも多々ありますが、難しい課題にトライすることで成長につながっています。また、当社は再生可能エネルギーの大量導入に関して、全国的にトップランナーといえる存在です。最先端の系統運用に関する技術が学べるという点でも、挑みがいのある仕事だと感じています。
1年間 | 北九州電力センター 送電グループに配属 送電線の保守管理業務を主に担当 |
2年間 | 電力輸送本部 北九州電力センター付 株式会社九電ハイテックに出向 送電線の保守管理業務を主に担当 |
3年間 | 佐賀電力センター 送電グループに配属 送電線の建設業務を主に担当 |
2年間 | 長崎送配電統括センター 設備管理グループに配属 送電設備の建設工事や維持管理に関する方針策定、 管理業務を主に担当 |
現在 | 送変電本部 送電グループに配属 |
送変電本部では鉄塔・変圧器などの送変電設備や離島にある内燃力発電設備の建設・メンテナンス等を行い、お客さまに安定した電気をお届けする環境維持に努めています。私が所属する送電グループでは、鉄塔などの送電設備に関する建設・メンテナンスの計画立案、ドローンやAIなどを活用した新たなメンテナンス手法の開発を担っています。九州全体に約2万5000基と数多くある鉄塔等の設備劣化状況を把握し、研究機関等から得られたさまざまな知見を活用して、低コストで設備の健全性を維持できる計画を策定しています。
以前の職場では、送電線や鉄塔を新しく作る建設業務もおこなっていました。何もなかった山の中に鉄塔を建設し、6万Vの電気を送れた時の達成感は今でも忘れられません。現場を離れ、計画立案をする立場になった今も、お客さまに電気を届けるという使命、そして、そこから得られるやりがいは変わりません。
これからも多彩な経験を積んで、技術系の女性社員の道標となるようなキャリアを形成していきたいと考えています。
10ヶ月 | 宮崎配電事業所 宮崎訓練班に配属 配電作業の実務訓練に従事 |
1年間 | 鹿児島配電事業所 工事管理グループに配属 電柱等の配電設備の保守業務を主に担当 |
2年間 | 鹿児島配電事業所 配電建設グループに配属 配電架空線設計業務を主に担当 |
1年間 | 鹿児島配電事業所 建設北部グループに配属 配電架空線設計業務を主に担当 |
現在 | 配電本部 配電技術センター 工事技術グループに配属 |
私たち配電部門は、変電所からお客さまへ電気を届けるまでに必要な設備である電柱や電線などの建設や保守を行う役割を担っています。また、災害時には、被害を受けた設備を一刻も早く復旧するとの心構えのもと、日頃から災害に対するさまざまな対策や訓練をおこなっており、「電気を届ける」という重要な仕事に、責任感をもって向き合っています。
現在は、主に配電作業に必要な工具の開発・改良や工法の検討を担当しており、メーカーの皆さまと協力して開発する過程では、自分たちで試作品を作ることもあります。現場作業が少しでも効率的に、安全になるよう、あらゆる状況を想定しながら検討を重ねています。先輩方の洞察力の深さに感心することばかりですが、女性の感性、発想を活かした工具、工法を提案していきたいと考えています。
また、私は昨年、結婚し改めて今後の人生設計や会社生活について考える機会がありましたが、当社はさまざまな福利厚生制度によって、個々のライフスタイルに合わせた働き方ができる企業だと再認識しています。
1年間 | 福岡営業所 料金計算グループに配属 電気料金に関する計算、精算業務を主に担当 |
1年間 | 福岡営業所 営業運営グループに配属 電気使用量の検針業務を主に担当 |
2年間 | 福岡営業センター コールセンターに配属 お客さまからの問い合わせ対応業務を主に担当 |
現在 | 電力契約本部 ネットワークサービスセンター 託送料金グループに配属 |
九州内で電力を販売する全小売電気事業者さまからの唯一の窓口として、電力設備利用の申込受付や、料金請求などに対応するのが、私が所属するネットワークサービスセンターの業務内容です。その中で私は主に「託送料金」の計算や請求をおこなっています。託送料金とは電力を送るための送配電ネットワークの利用料のことを指します。電気使用量の検針業務を行う九州内の各事業所と密にコミュニケーションを図り、台風や豪雨災害など突発的なトラブルにも対応しながら託送料金を確定させています。グループ会社である九州電力も、その他の小売電気事業者さまも、託送料金をいただくお客さまであることに違いはありません。どの事業者さまに対しても公平性や透明性、中立性を確保し、的確に対応することを常に心掛けています。
今の職場には事務系、技術系、さまざまな経歴の社員が集まっています。私は事務系出身ですが、小売電気事業者さまからの問い合わせには、配電や電力輸送に関する専門知識が必要な内容も多いため、部署内で活発に意見交換を行いながら、技術的な知識の向上に努めています。
3年間 | 川内営業所 営業グループに配属_ 社外工事受付、法人営業を主に担当 |
現在 | 地域共生本部 地域共生グループに配属 |
地域共生本部は、地域との信頼関係構築と地域の課題解決に向け、様々な活動を展開しています。私の所属する地域共生グループでは、自然体験を通じて森の大切さを子どもに伝える『きゅうでんプレイフォレスト』や、NPO等との協働によるボランティア『こらぼらQでん』などの活動に取り組んでいます。これらの活動方針検討や、イベントの企画運営に携わり、時には私が“森の先生”になって子どもたちの前で話をするなど、仕事内容は多岐にわたります。新たな取り組みを検討する際などは、悩みながらも、地域にとっての最善策を模索しています。年齢やキャリアに関わらず、活発に意見交換ができる明るい職場で、判断力や情報収集スキル、柔軟な対応力などを学んでいます。
現在の部署に配属され、企業イメージ向上に寄与する仕事に携われていることは大きなモチベーションとなっています。地域の皆さまから「九州電力って、こんな活動もやっているんですね」「これからも続けてください」といった声をいただけると、本当に嬉しくなります。
3年間 | 奄美営業所 営業グループに配属 低圧検針業務、電気料金に関する お客さま対応業務を主に担当 |
2年間 | 営業本部 営業計画グループに配属 部内総括、新入社員教育を主に担当 |
現在 | 営業本部 マーケティング戦略グループに配属 |
電力の小売全面自由化を背景に、お客さまから当社を選んでいただくための販売戦略を立案するのが、私の所属するマーケティング戦略グループです。中でも私が主に取り組んでいるのはDX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタルマーケティングの推進です。お客さまとの接点をデジタル化し、データを活用することで、これまで以上に細やかなサービスにつなげ、業務効率化を図ることが可能になります。
以前はITに対して苦手意識をもっていましたが、システム開発を担う部署や、社外のアドバイザーなど、いろいろなかたと協力して仕事を進めながら、視野の広がりを実感しています。また、DXの推進は社内でもチャレンジングなプロジェクトなので、メンバーの意識が高く、皆さん勉強熱心です。私も刺激を受けて、日頃から新しい知識やスキルの習得に努めています。私は「ジョブチャレンジ制度」を利用して、今の部署に配属が決まりました。社内に多様な部門があり、自ら手を挙げて挑戦できるというのは、当社で働くことの魅力だと感じています。
1年間 | 熊本東営業所法人営業グループに配属 電気料金に関する法人お客さま対応業務を主に担当 |
1年間 | 営業本部 技術サポートグループに配属 お客さま設備の最適なエネルギーシステム構築に関する提案書作成を主に担当 |
現 在 | 営業本部 法人電化推進グループに配属 |
お客さまが抱えているエネルギーに関連するさまざまな課題に対して、最適なソリューションを提案する仕事を行っています。カーボンニュートラルにつながる取り組みを推進したい、エネルギーコストを削減したいなどのニーズをお聞きして、空調・給湯設備といった建物内のエネルギー設備の運用状況を把握したうえで、お客さまのニーズに合った最適なエネルギーシステムを構築していくことが私の役割です。コンサルティングにはマニュアルや100点の正解はなく、省エネや環境にまつわる法令への理解も求められ、一つひとつの案件が試行錯誤の連続となりますが、提案したエネルギーシステムを採用していただくたびに達成感を噛みしめています。
入社1年目から各部署で、先輩・上司のフォローを受けながらチャレンジの機会を得てきました。失敗を恐れず挑戦し、経験から学べる環境があるという点は当社の魅力です。環境に優しく、かつ、効率的なエネルギーシステムの提案によって、カーボンニュートラルの実現など地域の発展に貢献できることに、やりがいと責任を感じています。
2年間 | 五島営業所 計画・料金グループに配属 電気料金に関するお客さま対応業務を主に担当 |
2年間 | 長崎お客さまセンター 業務運営部 営業運営グループに配属 社員教育に関わる業務を主に担当 |
現在 | 国際室付 株式会社キューデン・インターナショナル出向 |
九州電力の海外事業を担う子会社で、海外のマイクログリッド事業(=大型発電所から離れた地域で再生可能エネルギーや蓄電池などを組み合わせて、電力を供給する事業)の普及を目指し、北米企業と連携して開発・運営の検討に取り組んでいます。これまで、北米、南米、ヨーロッパ、アジアと、さまざまな国の事業検討に携わってきました。その多くは、電力を安定的に供給することや地球環境の保全につながる、とても意義深いものです。事業検討には、会計、法律、投資などの多彩な知識が必要なため苦労していますが、若手社員が交代で講師役を務める社内勉強会などを活用し、仲間と協力して日々勉強をつづけています。
私は学生時代から途上国へ貢献したいという思いを持っており、グローバルな仕事がしたいと考えていました。そのため、入社後に自分から志願して今の部門に配属が決まりました。当社には個人のやる気を買ってくれる制度、社風があり、国内電力事業だけでなく海外事業や電力以外の事業にも力を入れています。自分次第でいろんなことにチャレンジできる企業だと思います。
1年間 | 大津営業所 料金グループに配属 電気料金に関するお客さま対応業務を主に担当 |
1年間 | 大津営業所 営業グループに配属 電気工事に関する受付業務を主に担当 |
1年間 | 佐賀支社 企画・総務部 総務計画グループに配属 支社の事業計画や予算管理業務を主に担当 |
1年間 | 佐賀支社 企画・総務部 地域ネットワークグループに配属 地域課題解決やグループ会社支援業務を主に担当 |
現在 | 都市開発事業本部 開発計画グループへ配属 |
都市開発やまちづくり、社会インフラサービスを通して、地域・社会の発展・活性化に貢献していくとともに、電気事業以外での収益拡大をめざすのが都市開発事業本部です。国内外の案件に携わっており、私は北米の複合型都市開発プロジェクトへの投資など、海外案件を中心に担当しています。最初に事業の採算性を検証し、開発の進捗状況を管理、最終的な出口戦略まで数年がかりの仕事です。まちづくりとして形に残せることに大きなやりがいを感じるとともに、暮らしに直結する仕事に関わる責任を果たすため、世の中の動きや経済情勢を常に注視して、素早く、適切な対応ができるように心掛けています。
以前は支社で地域課題の解決を図る業務に取り組んでおり、社内公募制度を活用して現在の部署への配属が決まりました。当時と現在とでは、事業の規模こそ異なりますが、「地域を盛り上げる」「人々の暮らしを豊かにする」というミッションは同じです。電力を供給する企業から、地域を発展させる企業へと進化する中で、さまざまな知識や経験をもった社員が使命感を共有していることに、当社の強みがあると感じています。
3年間 | 土木建築本部耳川水力整備事務所 流域総合技術グループに配属 ダム通砂の評価、学識者対応、環境モニタリング調査の計画立案・調査実施に向けた関係機関の対応を主に担当 |
現在 | 土木建築本部 調査・計画グループに配属 |
土木建築部門は、電力安定供給の基盤となる設備の建設や管理を担うと同時に、企業の社会的責任である環境保全にも貢献しています。これまでの仕事で思い出深い経験は、水力発電用のダム改造後に実施した調査業務です。世界的にも珍しい工事をおこなったため、周辺環境や生態系に及ぼす影響を細かく分析する必要があり、ダム周辺の河川を何度も歩いて調査を重ねていきました。水力発電の最先端技術に触れ、ダム管理にあたって重要となる環境保全に携われたことは、私にとって大きな財産です。現在は原子力発電所の安全対策工事等の業務に携わっています。土木建築の仕事はいずれも規模が大きく、電力安定供給に欠かせないインフラ設備を支えているという責任を強く感じますが、だからこそ、仕事から得られる充実感も大きなものです。
業務を遂行していくうえで、目的や原理原則を理解し、「なぜ」を繰り返す姿勢を大切にしています。同僚に恵まれており、質問をすれば丁寧に教えてもらえる環境にあるので、多くの意見を聞き、自分の目で見て考えを深めることで、地域社会を支える技術者になりたいと考えています。
1年間 | 鹿児島支社 技術部 通信保守グループに配属 総括業務や通信設備の保守を主に担当 |
1年間 | 鹿児島送配電統括センター 電子通信部 通信運営グループ鹿児島支社 技術部 通信ソリューショングループに配属 総括業務や通信設備の保守・工事計画業務を主に担当 |
2年間 | 情報通信本部 開発統括グループ 情報通信本部 システム統括グループに配属 全社共通システムの開発・保守業務を主に担当 |
現在 | 情報通信本部 システム統括・グループ ITグループに配属 |
当社のシステム開発や運用を担う情報システム部門において、社内の業務効率化やコミュニケーションの向上のためのシステムを担当しています。システムを利用する社員の先には九州全域のお客さまがいらっしゃるので、システムの開発や運用を通じて影響力の大きな仕事に携わることができます。また、新型コロナの影響でテレワーク等のICT(情報通信技術)を活用した働き方への変革が求められる中で、その変革の中心となるシステムの開発に携わることが仕事の醍醐味です。
開発の過程では、利用者にとって使いやすいシステムであるかを意識することが大切です。私も以前はシステムを利用する現場で働いていたため、その経験を活かし、利用されるかたの目線を忘れないように心掛けています。
職場はとにかく会話が多く、にぎやかな雰囲気です。また、フレックスタイム、テレワークなどを活用し、それぞれが多様な働き方をしています。ワークライフバランスの整った環境の中で、九電グループ全体のシステムに関わる取り組みにこれからもチャレンジしたいと考えています。
3年間 | 新小倉発電所 発電グループに配属 発電設備の巡視や点検業務を主に担当 |
3年間 | 新大分発電所建設所 技術グループに配属 新大分発電所 3号系列 第4軸の建設工事を主に担当 |
2年間 | 火力発電本部 火力運営グループに配属 汽力発電所の改良工事を主に担当 |
現在 | コーポレート戦略部門 インキュベーションラボ事業創造支援グループに配属 |
当社では従来の電気事業にとらわれず、地域や社会の課題を解決し、未来を明るくしていくための取り組み「i-PROJECT」を進めています。例えば、端末の位置情報をもとに子どもの安全を見守る『Qottaby』や、ドローン技術を活用してPR動画の作成や、点検、測量などのニーズに応える『九電ドローンサービス』など、さまざまなジャンルで新規事業を展開しています。このような新規事業を検討し、経営層が意思決定するためのサポートを行う中で、5年後、10年後の九州や社会がどうなっているのか、どうあるべきなのかを意識するようになりました。新規事業はどれもゼロからのスタートなので、苦労することも多くありますが、未来の人々の生活や社会を明るくすることにつながる仕事であることから、大きな意義とやりがいを感じています。
今のグループは半数が女性で、年齢による垣根がないことから、多様な人材が在籍していることが特徴です。多様性を重んじて、若手の意見にも熱心に耳を傾けてくれる職場なので、クリエイティブなアイデアが生まれやすく、切磋琢磨していつまでも成長できる環境です。
2年間 | 宮崎営業所 営業グループに配属 電気契約の受付・管理、お客さま申出工事の受付等を主に担当 |
3年間 | 宮崎支社 総務グループ 宮崎送配電統括センター 企画管理グループ 宮崎支社 総務・地域共生グループに配属 法務、防災、地域共生業務を主に担当 |
2年間 | 企画・需給本部 BG中央給電指令所に配属 卸電力取引実務、卸電力取引市場の分析、他社への電力卸販売に関する中期計画の策定を主に担当 |
現在 | 企画・需給本部 BG中央給電指令所 BG計画グループに配属 |
刻々と変化しつづける電力の需給を予測・分析し、火力、水力、原子力などの発電バランスを考えることや、電力の売買を行うことで、最も経済的な電力の運用方法を検討しています。計画を立案するうえでは、電力需要に影響する気象の情報、LNG(液化天然ガス)や石炭などの燃料価格動向、発電所や電気事業制度に関する知識など、さまざまなファクターを考慮する必要があります。また、計画の良しあしが収益などの数字ではっきりと表れる仕事なので、それがプレッシャーであると同時に、やりがいにもつながっています。
九州は再生可能エネルギーによる発電比率が全国的に見ても高いエリアです。火力などの発電量をうまく調整することで、出力が自然変動する再生可能エネルギーを最大限に活用し、電力の安定供給に貢献する仕事に、大きな意義があります。今後も新たな電力市場をはじめとする環境の変化に対応し、当社の事業をより発展させていくことがこの部門の役割です。そのため、細やかな分析や計画策定を常に心掛けています。