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特集:盛りつけの極意

いつもの料理が、パーティーメニューに変身!ひと手間で華やか盛りつけの極意

盛りつけの極意を使って盛りつけた料理の写真

家族や親戚との集まり、仲間との食事会が多くなる年末年始。親しい人を招いたおもてなしに役立つ、料理を華やかに見せる盛りつけのコツを教えてもらいました。

教えてくれるのは

矢田智香子さんの写真

矢田 智香子さん

福岡在住のフードスタイリスト。料理&コーディネート教室food+主宰。東京の飲食店プロデュース会社で経験を積み、レシピ提案、スタイリングなど幅広く活躍中。

テクニック1 大皿に盛る

大皿料理はできたてをそのまま皿にのせるのではなく、いつもと切りかたを変え、一人分ずつ盛りつけましょう。食べる人がほかの人の分を気にせず、自分の料理を取りやすいように準備するのがホスピタリティです。

スポンジケーキを一口大に切り、フルーツやココアパウダーなどで盛りつけた写真

市販のスポンジケーキを一口大に切り、串に刺したフルーツ、生クリームを添えると写真映えもバッチリなデザートに。
粉糖やココアパウダーをかけるとさらに華やか。

〈写真の材料〉
スポンジケーキ、生クリーム、いちご、ブルーベリー、ココアパウダー、ミント

チキンステーキを野菜やソースで飾り付けた写真

一人分のチキンやポークのステーキに、添え物の野菜を彩り良く飾ります。ソースは皿をキャンバスに見立てて、点々やラインで入れるとおしゃれですよ。

〈写真の材料〉
鶏胸肉、パプリカ、インゲン、バジルソース、バジル

レタスをくし形に切り分け、ゆで卵やパセリをちらして盛りつけた写真

レタスサラダは葉をばらばらにして盛りつけるのではなく、くし形に切り分けましょう。普段と違う大ぶりなサイズだと、見た目も楽しい一皿になります。

〈写真の材料〉
レタス、ゆで卵、ドレッシング、ピンクペッパー、パセリ

 

テクニック2 ○○(まるまる)を器に

カルパッチョ(お刺身サラダ)をスプーンに、ポテトサラダをくり抜いたトマトに・・・。料理と器の組み合わせに意外性があると、見た目も楽しい一品にしあがります。想像力を自由に働かせて、身近な食器や野菜を活用してみてください。

スプーンに盛る

カルパッチョをスプーンに盛りつけた写真

カルパッチョは一人分ずつスプーンに盛ると、取り分けやすく食べやすい一品に。細ネギを小口切りにしないのもポイント。

野菜に盛る

ポテトサラダをレタスやトマトの中に盛りつけた写真

レタスやくり抜いたトマトなどの野菜にポテトサラダを盛りつけると、いつものメニューがパーティー仕様に。

パンに盛る

トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼをパンの上に盛りつけた写真

トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ(和えサラダ)は、トーストしたバゲットにのせましょう。バジルをのせて華やかに。

スープをワイングラスに

冷たいポタージュスープをワイングラスに注いだ写真

冷たいポタージュなどのスープは、透明のワイングラスに注ぐとおもてなしにぴったり。

スプーンをレンゲに、パンをクラッカーに、ワイングラスはグラスに変えてもOK!

テクニック3 山高に盛る

サラダや煮物、パスタなどは立体感を出して盛ると、おいしそうに見えます。平皿ではなくボウルを使う時も、こんもりと高さを出すように盛りつけましょう。テーブルの上で高さの違う料理があるとメリハリが出ますよ。

レタスを盛った上にベビーリーフをのせて高さを出すよう盛りつけた写真

ベースにレタスを盛り、ベビーリーフをふんわりとのせて高さを出しましょう。シンプルなサラダでも存在感のある一皿に仕上がります。

パンやパスタにも!

バゲットを積み重ねて盛りつけた写真

バゲットをツリーに見立てて積み重ねると、クリスマスにぴったりの盛りつけに。

パスタを山高に盛りつけた写真

パスタはトングでつかみ、くるりと回しながらお皿にのせると山高に盛りつけられます。

テクニック4 配置を変える

肉や魚のステーキとソース、添え物の野菜の配置を変えると、いつものメニューがレストランで出てくるメイン料理のように見えますよ。プレートに絵を描くようにソースを置くと、おしゃれさがアップします。

トマトソースの上にアスパラ、魚のソテーの順で盛りつけた写真

トマトソースを皿に敷き、魚の幅に合わせて切ってソテーしたアスパラガス、魚を盛りつけます。仕上げにレモンやバジルを。

オムレツや肉料理にも!

デミグラスソース、オムレツ、アスパラの順で盛りつけた写真

デミグラスソース、オムレツ、添え物の野菜(アスパラガス)の順で盛りましょう。

キャベツの上にトンカツを載せ、ソースを皿の余白に流した写真

千切りキャベツの上にトンカツをのせ、ソースはフランス料理のように余白に流します。

テクニック5 ワンプレートに盛る

おせちを重箱ではなく、ワンプレート(丸皿)に盛る場合は中央に寄せて、余白をとると上品に見えます。品数多くのせたい場合は、隙間をあけてそれぞれの料理を盛るとおしゃれに盛りつけられますよ。

おせち料理をハランの上に盛りつけた写真

汁気のあるなますはレンゲにのせて。松葉、ハラン、南天などお正月用の植物を使うとさらに上質な雰囲気を演出できますよ。

木の板の上にハムやチーズ、ドライフルーツなどを盛りつけた写真

木の板にハムやチーズ、ドライフルーツなどを盛りつけるとワインのお供プレートに。

テクニック6 ふりかける

料理の仕上げに粉チーズや砕いたナッツなど、ふりかけられるものを準備しておくと、見た目も味わいもワンランクアップします。

焼き野菜の上に粉チーズや黒こしょうなどをふりかけた写真

焼き野菜だけだと寂しい印象に。粉チーズや粗挽き黒こしょう、砕いたピーナッツ、オリーブオイルなどをふりかけましょう。

この料理にこのふりかけ

和風の料理/刻んだゆずやスライスしたゆず、千切りにした大葉・みょうが、白髪ネギ、小口切りにしたネギなど
洋風の料理/粗挽き黒こしょう、粉チーズ、パセリ、バジル、クルミやピーナッツなどのナッツ類、ピンクペッパー、フライドオニオン、フライドガーリックなど
中華料理/ゴマ、ネギ、糸唐辛子など

仕上げに振りかけるのにオススメの素材の写真

〈左から〉ピンクペッパー、粉チーズ、フライドガーリック、ゆず(刻み、スライス)、クルミ、ピーナッツ


この情報は2018年 冬号掲載時点のものです

いつもの料理が、パーティーメニューに変身!ひと手間で華やか盛りつけの極意

盛りつけの極意を使って盛りつけた料理の写真

家族や親戚との集まり、仲間との食事会が多くなる年末年始。親しい人を招いたおもてなしに役立つ、料理を華やかに見せる盛りつけのコツを教えてもらいました。

教えてくれるのは

矢田智香子さんの写真

矢田 智香子さん

福岡在住のフードスタイリスト。料理&コーディネート教室food+主宰。東京の飲食店プロデュース会社で経験を積み、レシピ提案、スタイリングなど幅広く活躍中。

テクニック1 大皿に盛る

大皿料理はできたてをそのまま皿にのせるのではなく、いつもと切りかたを変え、一人分ずつ盛りつけましょう。食べる人がほかの人の分を気にせず、自分の料理を取りやすいように準備するのがホスピタリティです。

スポンジケーキを一口大に切り、フルーツやココアパウダーなどで盛りつけた写真

市販のスポンジケーキを一口大に切り、串に刺したフルーツ、生クリームを添えると写真映えもバッチリなデザートに。
粉糖やココアパウダーをかけるとさらに華やか。

〈写真の材料〉
スポンジケーキ、生クリーム、いちご、ブルーベリー、ココアパウダー、ミント

チキンステーキを野菜やソースで飾り付けた写真

一人分のチキンやポークのステーキに、添え物の野菜を彩り良く飾ります。ソースは皿をキャンバスに見立てて、点々やラインで入れるとおしゃれですよ。

〈写真の材料〉
鶏胸肉、パプリカ、インゲン、バジルソース、バジル

レタスをくし形に切り分け、ゆで卵やパセリをちらして盛りつけた写真

レタスサラダは葉をばらばらにして盛りつけるのではなく、くし形に切り分けましょう。普段と違う大ぶりなサイズだと、見た目も楽しい一皿になります。

〈写真の材料〉
レタス、ゆで卵、ドレッシング、ピンクペッパー、パセリ

 

テクニック2 ○○(まるまる)を器に

カルパッチョ(お刺身サラダ)をスプーンに、ポテトサラダをくり抜いたトマトに・・・。料理と器の組み合わせに意外性があると、見た目も楽しい一品にしあがります。想像力を自由に働かせて、身近な食器や野菜を活用してみてください。

スプーンに盛る

カルパッチョをスプーンに盛りつけた写真

カルパッチョは一人分ずつスプーンに盛ると、取り分けやすく食べやすい一品に。細ネギを小口切りにしないのもポイント。

野菜に盛る

ポテトサラダをレタスやトマトの中に盛りつけた写真

レタスやくり抜いたトマトなどの野菜にポテトサラダを盛りつけると、いつものメニューがパーティー仕様に。

パンに盛る

トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼをパンの上に盛りつけた写真

トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ(和えサラダ)は、トーストしたバゲットにのせましょう。バジルをのせて華やかに。

スープをワイングラスに

冷たいポタージュスープをワイングラスに注いだ写真

冷たいポタージュなどのスープは、透明のワイングラスに注ぐとおもてなしにぴったり。

スプーンをレンゲに、パンをクラッカーに、ワイングラスはグラスに変えてもOK!

テクニック3 山高に盛る

サラダや煮物、パスタなどは立体感を出して盛ると、おいしそうに見えます。平皿ではなくボウルを使う時も、こんもりと高さを出すように盛りつけましょう。テーブルの上で高さの違う料理があるとメリハリが出ますよ。

レタスを盛った上にベビーリーフをのせて高さを出すよう盛りつけた写真

ベースにレタスを盛り、ベビーリーフをふんわりとのせて高さを出しましょう。シンプルなサラダでも存在感のある一皿に仕上がります。

パンやパスタにも!

バゲットを積み重ねて盛りつけた写真

バゲットをツリーに見立てて積み重ねると、クリスマスにぴったりの盛りつけに。

パスタはトングでつかみ、くるりと回しながらお皿にのせると山高に盛りつけられます。

パスタを山高に盛りつけた写真

テクニック4 配置を変える

肉や魚のステーキとソース、添え物の野菜の配置を変えると、いつものメニューがレストランで出てくるメイン料理のように見えますよ。プレートに絵を描くようにソースを置くと、おしゃれさがアップします。

トマトソースの上にアスパラ、魚のソテーの順で盛りつけた写真

トマトソースを皿に敷き、魚の幅に合わせて切ってソテーしたアスパラガス、魚を盛りつけます。仕上げにレモンやバジルを。

オムレツや肉料理にも!

デミグラスソース、オムレツ、アスパラの順で盛りつけた写真

デミグラスソース、オムレツ、添え物の野菜(アスパラガス)の順で盛りましょう。

千切りキャベツの上にトンカツをのせ、ソースはフランス料理のように余白に流します。

キャベツの上にトンカツを載せ、ソースを皿の余白に流した写真

テクニック5 ワンプレートに盛る

おせちを重箱ではなく、ワンプレート(丸皿)に盛る場合は中央に寄せて、余白をとると上品に見えます。品数多くのせたい場合は、隙間をあけてそれぞれの料理を盛るとおしゃれに盛りつけられますよ。

おせち料理をハランの上に盛りつけた写真

汁気のあるなますはレンゲにのせて。松葉、ハラン、南天などお正月用の植物を使うとさらに上質な雰囲気を演出できますよ。

木の板の上にハムやチーズ、ドライフルーツなどを盛りつけた写真

木の板にハムやチーズ、ドライフルーツなどを盛りつけるとワインのお供プレートに。

テクニック6 ふりかける

料理の仕上げに粉チーズや砕いたナッツなど、ふりかけられるものを準備しておくと、見た目も味わいもワンランクアップします。

焼き野菜の上に粉チーズや黒こしょうなどをふりかけた写真

焼き野菜だけだと寂しい印象に。粉チーズや粗挽き黒こしょう、砕いたピーナッツ、オリーブオイルなどをふりかけましょう。

この料理にこのふりかけ

和風の料理/刻んだゆずやスライスしたゆず、千切りにした大葉・みょうが、白髪ネギ、小口切りにしたネギなど
洋風の料理/粗挽き黒こしょう、粉チーズ、パセリ、バジル、クルミやピーナッツなどのナッツ類、ピンクペッパー、フライドオニオン、フライドガーリックなど
中華料理/ゴマ、ネギ、糸唐辛子など

仕上げに振りかけるのにオススメの素材の写真

〈左から〉ピンクペッパー、粉チーズ、フライドガーリック、ゆず(刻み、スライス)、クルミ、ピーナッツ


この情報は2018年 冬号掲載時点のものです

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