当社 は,電気自動車普及を運輸部門のCO2 排出量削減による環境問題への社会的貢献及び新規電力需要の創出と位置づけ,業務用車両へのEVの積極的な導入と普及時に必要となる充電インフラ整備面について検討を行っております。
今回,三菱自動車が開発中の 電気自動車「i MiEV (アイミーブ) 」を用いた業務車両としての適合性評価や急速充電スタンドとの整合性検証について,三菱自動車との共同研究を開始いたします。また,今年度から電気自動車用急速充電スタンドの研究を行っておりましたが,このたび,情報コミュニケーションなどの通信機能を付加した,電気自動車用急速充電スタンドを開発いたしました。
なお,現在,開発中の高性能な電気自動車用リチウムイオン電池につきましても,引続き,更なる性能向上を目指した研究を行っております。
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共同研究概要
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研究期間:平成19年3月~平成20年3月(目途)
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内容
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○業務用車両を想定した,公道実走行による基本性能評価
○実走 データ計測・分析等による適合性評価
○急速充電スタンドとの整合性検証
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急速充電スタンドの概要
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主な仕様: 最大出力 60kW,直流最大出力電流 125A,直流最大出力電圧 500V
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特徴
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○直流電源部と操作部分を分割することで,充電スタンドを小型化
○充電スタンドの増設のみで複数車両への同時充電に対応
○認証システム・情報サービス等,多機能な通信技術を装備
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今後の研究内容
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○情報コミュニケーションコンテンツの充実化
○更なる低コスト化やコンパクト化の検討
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