1 気象の特徴
九州地方は、平年より5日遅い梅雨明け(北部7月23日、南部7月18日)となり、梅雨明け後も太平洋高気圧の張り出しが弱かったことから、7月下旬は平年を若干上回る気温となりましたが、天候は例年のように安定しませんでした。
8月上旬の台風5号通過後は、太平洋高気圧が勢力を増し、九州全域で安定した夏空となり、高気温となりました。
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7月
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8月
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上旬
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中旬
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下旬
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月間
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上旬
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中旬
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下旬
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月間
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最高気温(℃)
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28.4
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29.6
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32.9
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30.4
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33.2
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33.9
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33.2
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33.4
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平年差
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1.0
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1.4
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1.0
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0.4
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1.2
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2.1
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1.9
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1.7
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前年差
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1.3
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3.0
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1.6
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0.8
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1.2
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0.7
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0.9
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0.2
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2 需給実績
最大3日平均電力注1は、1,749万kWとなり、昨年に引き続き過去最大記録を更新しました。
その主な要因は、8月中旬以降の高気温による冷房需要の増に加え、景気回復に伴う設備投資や生産の増、および原油価格高騰に伴う自家発戻り需要増等の影響と考えております。
また、供給面では、小丸川揚水発電所の事故停止があったものの、火力・原子力発電所の順調な運転により、東京電力への応援融通を含めて、安定して供給することができました。
注1
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最大3日平均電力:日々の最大電力のうち、月の上位3日の平均値
平成19年度発生日:8月17日(金)1,752万kW、8月24日(金)1,762万kW、8月27日(月)1,734万kW
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注2
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日電力量:1日の発受電電力量
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注3
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最高気温は県庁所在地7都市の平均を示す。
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