1 気象の特徴 
                                                                 今夏は、エルニーニョ現象の影響によって太平洋高気圧の勢力が例年に比べ弱く、日本付近で前線や低気圧の活動が活発化したため、天候不順を招きました。 
                                                                 このため、九州北部の梅雨明けが平年より17日遅くなり、7月から8月上旬にかけて、九州北部を中心に、曇天・雨天の日が多くなりました。 
                                                                 その後、九州北部が梅雨明けした8月上旬以降については、大陸からの移動性高気圧に覆われて、平年を上回る高気温が発生したものの、天気が変わりやすく、安定した天候が継続しませんでした。 
                                                                 
                                                                ![最高気温実績[九州7県平均] 最高気温実績[九州7県平均]](/var/rev0/0605/4675/img_2.gif)  
                                                                 
                                                                 
                                                                2 需給実績 
                                                                 今夏の電力需要実績は、最大3日平均電力(日々の最大電力のうち、夏季の上位3日の平均値)が1,656万kW、日電力量(1日の発受電電力量)が3億2千2百万kWhと、前年を下回りました。 
                                                                 前年を下回った要因は、九州全域にわたって期間中安定した天候が継続しなかったこと、景気の低迷によって、電気・輸送用機械や鉄鋼などの業種を中心に、産業用大口電力需要が減少したことなどによるものと考えております。 
                                                                 供給面では、火力・原子力発電所及び揚水発電所等の順調な運転により、安定して供給することができました。 
                                                                 
                                                                 
                                                                
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