2021年11月15日
九州電力株式会社
玄海原子力発電所2号機の計算機室における焦げ跡について原因と対策を取りまとめました
廃止措置中である玄海原子力発電所2号機において、本年8月7日、原子炉補助建屋内にある計算機室(放射線管理区域外)の火災警報(煙感知器)が発信し、計算機室の空調装置に焦げ跡を確認しました。その後、公設消防により火災ではないことが確認されました。
本事象について調査を行い、原因と対策について取りまとめましたので、お知らせします。
推定原因
- 空調装置内に設置している変圧器の近傍に高温の冷媒配管が設置されており、変圧器の放熱が十分にできていない状態が継続したため変圧器の絶縁性能が低下し、短絡が発生した。
- 短絡による過電流により変圧器及び周辺の保温材が過熱され、焦げ跡が生じた。
主な対策
- 当該空調装置及び同型の空調装置については変圧器の取替えを行い、変圧器の放熱が確実に行えるよう変圧器の配置を変更する。
- 今後、変圧器を設置する際は、変圧器の放熱を考慮した配置とするよう規定文書を見直すとともに、今回の原因及び対策について、関係者へ教育を行い、周知徹底を図る。
当社は、地域の皆さまに安心し、信頼していただけるよう再発防止に向けた取組みを着実に実施してまいります。
以上
添付ファイル |
![]() |
玄海原子力発電所2号機の計算機室における焦げ跡について原因と対策を取りまとめました(印刷用) | (212KB) |
![]() |
(別紙)玄海原子力発電所2号機 計算機室における焦げ跡に係る原因と対策 | (458KB) |