プレスリリース

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2025年3月28日
九州電力株式会社
芙蓉総合リース株式会社
芙蓉オートリース株式会社

国内で初めてEVスクールバスの定額制サービスを筑後市で開始します
―「九電でんきバスサービス」による車両の多目的活用等を通じて、自治体・学校教育施設のカーボンニュートラルに貢献―

 九州電力株式会社(以下「九州電力」)及び芙蓉総合リース株式会社、芙蓉オートリース株式会社(以下「芙蓉リースグループ」)は、カーボンニュートラルの実現に向けた取組みの一環として、電気バス導入を検討される自治体や民間企業向けに、車両やエネルギー関連サービス等をパッケージで定額制(サブスクリプション)にて提供する「九電でんきバスサービス」を展開しています。
  この度、福岡県筑後市が小学校再編に伴いスクールバスを新規導入するにあたり本サービスを導入いただき、6か年のサービス契約を締結いたしました。
  EVマイクロバスがスクールバスとして本格導入されるのは、国内で初めての事例です。

 近年、少子化による学校統廃合や安全確保対策の必要性から、へき地や中山間地域に限らずスクールバスを導入する学校が増加しています。
 筑後市ではスクールバスの新規導入に際して環境に配慮したEVを検討していましたが、高額な車両導入コストや適した車種が少ないこと、また、充電設備の導入・運用ノウハウが不足していることなどが課題でした。これらの課題に対応するため、導入コンサルティングやアフターサービスまでワンストップかつ定額で利用できる本サービスを採用いただきました。

 今回、本サービスが提携する商用EVメーカー、株式会社EVモーターズ・ジャパンと連携し、スクールバスや送迎用途として国内で最も普及しているマイクロバスクラスの新型EV車両を提供いたします。本車両は、補助席の設置などにより送迎用途に必要な乗車定員を確保したほか、一般EV車両向けに国内で広く普及している普通充電器にも対応するなど、実用性と経済性を兼ね備えた特長を有します。また、屋外でのイベント時や災害時の非常用電源として、車両から電力を供給できる機能も付加されています。

 本サービスでは、今後、スクールバスや送迎バスなど、平日運行が中心で稼働率が比較的低い車両についても出来るだけ安価に提供できるよう、車両や充電設備を地域にて共同利用(シェアリング)できる仕組みも検討しており、筑後市においても提供予定です。

 九州電力と芙蓉リースグループは、九電グループが保有するエネルギーサービスや充放電マネジメント等の知見と、芙蓉リースグループが強みとするモビリティ物流分野のリース・ファイナンス等に関する知見を掛け合わせることで、あらゆる地域における自治体や民間企業等の運輸・交通部門のEV化推進などを通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。

以上