九州電力株式会社
株式会社海上パワーグリッドへ出資しました
-持続可能な社会の実現に向けてベンチャー企業との共創により、再エネ導入を推進-
当社は、新たな事業領域の創出や先端技術の探索を目的に、ベンチャー企業等との共創に積極的に取り組んでおり、2023年4月に株式会社パワーエックス(以下、パワーエックス社)と「電気運搬船による海上送電事業に関する覚書」を締結しています。
本年5月28日、本覚書に基づき、パワーエックス社の子会社であり電気運搬船の開発・海上送電事業を行う株式会社海上パワーグリッド(以下、海上パワーグリッド社)と出資契約を締結いたしました。
当社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、九州地域をはじめとする再エネの普及拡大に向けた取組みを推進しています。
海上パワーグリッド社が手掛ける電気運搬船は、船に搭載した蓄電池に蓄電し、電気を海上輸送することができる世界初の送電手段です。この海上送電技術と当社がこれまで培ってきた蓄電池の運用技術を組み合わせることで、新たな海上電力輸送ソリューションを実現し、離島への送電による太陽光発電の余剰電力の有効活用や洋上風力発電の導入推進など、地域社会の脱炭素化を目指します。
当社は今後、海上パワーグリッド社と協業し、電気運搬船を活用した海上送電の社会実装に向けた検討を進めてまいります。また、ベンチャー企業との共創を一層推進し、新たな事業・サービスの創出を通じて、地域・社会が抱える様々な課題の解決に貢献することで、九州経済の活性化と持続可能な社会の実現に寄与してまいります。
以上