株式会社キューデン・インターナショナル
九州電力株式会社
エジプト・アラブ共和国 太陽光発電・蓄電池事業に参画します
-九電グループ初の北アフリカにおける電力事業展開により、脱炭素社会の実現に貢献-
九電グループである株式会社キューデン・インターナショナル(以下、キューデン・インターナショナル)は、アラブ首長国連邦を拠点にカーボンニュートラルの実現を目指すAMEA Power社(以下、AMEA社)(注1)と共同で、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)における太陽光発電及び蓄電池事業(以下、「本事業」)に参画いたします。本事業は、AMEA社が60%、キューデン・インターナショナルが40%を出資し、エジプトのアスワン県に1,000MWの太陽光発電所と600MWhの蓄電池システムを建設します。
本件は、九電グループで初めてとなる北アフリカにおける電力事業展開であり、今回の参画により海外発電事業の持分出力は約278万kW(注2)となります。
本事業は、国際金融公社(IFC)の主導のもと資金調達を行い、イタリア預託貸付公庫(CDP)、オランダ開発金融公庫(FMO)、ドイツ投資開発公社(DEG)、英国国際投資公社(BII)、OPEC開発基金、ヨーロッパ・アラブ銀行(EAB)(注3)などの国際パートナーからの資金が含まれております。
エジプト政府は、電源構成のうち再生可能エネルギー由来の発電を2030年までに42%に拡大する目標を掲げています。九電グループは、これまで培った高い技術力や豊富な経験を活用し、世界各国で更なる事業展開を進め、「九電グループ経営ビジョン2035」及び「九電グループ カーボンニュートラルビジョン2050」の実現に向けて、引き続き挑戦してまいります。
事業概要
| 所在地 | エジプト・アラブ共和国アスワン県アスワン市 |
|---|---|
| 設備概要 | 太陽光1,000MW + 蓄電池 600MWh |
| 売電先 | エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company) |
| 株主構成 | AMEA社 60%、キューデン・インターナショナル 40% |
(注1)アラブ首長国連邦AMEA社と再エネやグリーン水素分野での協業に関する覚書を締結
(2025年6月4日お知らせ済)
(注2)営業運転前の参画案件を含んだ値
(注3)国際金融公社(IFC):International Finance Corporation
イタリア預託貸付公庫(CDP):Cassa Depositi e Prestiti
オランダ開発金融公庫(FMO):Dutch Entrepreneurial Development Bank
ドイツ投資開発公社(DEG):Deutsche Investitions- und Entwicklungsgesellschaft
英国国際投資公社(BII):British International Investment
OPEC開発基金:OPEC Fund for International Development
ヨーロッパ・アラブ銀行(EAB):Europe Arab Bank
以上





