プレスリリース

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2025年12月22日
九州電力株式会社
株式会社日立ビルシステム

九州電力と日立ビルシステムが業務提携契約を締結しました
-EVを活用したマンション向けエネルギーソリューションの共同提供を開始-

 九州電力株式会社(本店:福岡市中央区、代表取締役社長執行役員:西山 勝、以下「九州電力」)と株式会社日立ビルシステム(本社:東京都千代田区、代表取締役 取締役社長:山本 武志、以下「日立ビルシステム」、〔株式会社日立製作所コネクティブインダストリーズセクター所属〕)は、このたび、電気自動車(以下、EV)の普及促進を目的として、両社が保有するサービス・ソリューションを連携し、共同してお客さまへのご提案及び情報発信に取り組むことを目的とした業務提携契約を締結しました。

 本提携により、九州電力が展開するマンション入居者専用のEVシェアリングサービス「weev(ウィーブ)」及び集合住宅向けEV充電サービス「PRiEV(プライブ)」、日立ビルシステムが提供するV2X(注1)システム「Hybrid-PCS」を組み合わせたパッケージサービスの提供が可能となります。

 本サービスでは、「weev」のシェアリング車両と「Hybrid-PCS」を接続し、災害時や停電時にはこれらの車両からエレベーター等のマンション共用部設備への給電を可能とします。また、「PRiEV」を通じて、各入居者のEV保有率向上を図るとともに、シェアリング車両のバックアップとして、入居者が保有するEVからの給電も可能となります。また、デジタライズドアセットであるV2Xシステムおよびエレベーター等のビル設備から生成されるデータを活用し、Lumada 3.0(注2)を体現する日立グループのデジタルサービス「HMAX for Buildings:BuilMirai(ビルミライ)」(注3)を通じて、ビルの省エネ等の新しい価値の提供が可能になります。

 今後、両社のチャネルを通じてお客さまにご提案・情報発信することで、EVを起点としたマンション向けエネルギーソリューションの提供を推進します。また、本取組みを通じ、マンション入居者の快適で豊かなEVライフの実現、レジリエンスの向上とグリーン(環境)対応による安心・快適な生活空間の提供を推進し、災害に強く、地球環境にも配慮した持続可能な社会の実現に貢献します。

(注1)Vehicle to Xの略。自動車とさまざまな機器やインフラをつなぎ、電気自動車と住宅・ビル・電力網などの間で電力の相互供給を可能にする技術。

(注2)顧客のデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称。

(注3)ビル設備やその保守を担うフロントラインワーカー、そしてビルを利用される方々をつなぎ、機器や人々の活動から得られるデータを活用することで、ビルのオペレーション・メンテナンス効率、エネルギー効率だけでなく、ビルの居住者、オフィスワーカー、来訪者といったビルに集う人々のウェルビーイングを向上させる日立のデジタルサービス。

以上